能面皮:赤城前農林水産大臣
2007年8月3日(金)
「能面皮」とは、「能面」と「鉄面皮」を併せた、私の造語です。
能 面: 無表情なさまをいう。(広辞苑)
鉄面皮: 鉄のような面の皮。恥を恥とも感じないこと。(同)
赤城前農林水産大臣ほど、「能面皮」という表現がピッタリの方はいないのではないでしょうか。
ステージ1
事務所経費の架空計上が疑われての記者会見。
能面のような表情で、ただひたすら、「法律に従って適切に処理しています。」
ステージ2
例の絆創膏。「たいしたことはありません」、と何やら思わせぶりな会見。
私は、吹き出物のカバーではなく、事務所経費問題から「関心を逸らす」ための絆創膏であったのかなと勘ぐりました。
ステージ3
事務所経費の二重計上が発覚した時の記者会見。
その説明が、「単純な事務処理上のミス」とは!
あれだけ、「法律に従って適切に処理している。」と言っていたのに、この方にとっては、「ミスも適切な処理のうち」ということになるのでしょう。
恥も極まれりというところでしょうか。
ステージ4
更迭後の記者会見。
「さばさば」した表情で、それまでとは違って血の通っている人間なんだなぁと感じました。
この方のように「芝居もできないような根っからの正直人」は政治家になるべきではなかった。
赤城前農林水産大臣がこうも早く更迭されるとは予想していませんでした。
この一文は、大臣の職を失う前に投稿しようと計画していたのですが、後では、「死者に鞭打つ」感があり、多少忸怩たる思いがあります。
しかし、自民党の落選した候補者から、怨嗟の声が渦巻いていると思い、その気持ちを代弁するため、あえて、投稿しました。