特牛
2008年6月2日(月)作成
「特牛」を「こっとい」と読む。特牛港近くの宿の従業員の話しでは、日本で2番目に読みにくい地名ということだ。(山口県下関市の北部にあります。)
特牛港の雑貨屋で、悲しくも温かい話を聞いた。
この特牛港に、イカ釣り漁船が停泊しており、そのデッキに燕が巣を作った。
燕は卵を産み、温めていた。船長さんは、その燕のため、漁を3時間で終えて寄港していた。(普通であれば、出港から寄港まで8時間はかかるのではないでしょうか。)
数日後、カラスが卵を落とし、雛になるであろう命は絶たれた。
雑貨屋の主人の話によると、この船長さんは、巣があるおかげで漁ができず困っていたという。結果的には、解決したわけだが、きっと悲しんだのではなかろうか。
そういった話をしている最中に、この雑貨屋にツガイの燕が巣を作らんと活発に飛び回っていた。主人は、店を閉めれば入るところがないから巣は作らないと言っていたが、作ってしまったら、小さな入口を開けておくのではなかろうか。
そういう人情を感じさせる特牛の人たちだ。
冒頭の特牛の読み方であるが、先の従業員の話では、宿泊客はしばらくすると、どうしても「とっこい」と言ってしまうんだそうだ。
私も妻も、つい「とっこい」と言ってしまった。
おっと「どっこい」、「とっこい」ではなく「こっとい」だ。
(写真)黄昏時、特牛港のイカ釣り漁船。2008年5月31日撮影しました。
2008年6月2日(月)作成
「特牛」を「こっとい」と読む。特牛港近くの宿の従業員の話しでは、日本で2番目に読みにくい地名ということだ。(山口県下関市の北部にあります。)
特牛港の雑貨屋で、悲しくも温かい話を聞いた。
この特牛港に、イカ釣り漁船が停泊しており、そのデッキに燕が巣を作った。
燕は卵を産み、温めていた。船長さんは、その燕のため、漁を3時間で終えて寄港していた。(普通であれば、出港から寄港まで8時間はかかるのではないでしょうか。)
数日後、カラスが卵を落とし、雛になるであろう命は絶たれた。
雑貨屋の主人の話によると、この船長さんは、巣があるおかげで漁ができず困っていたという。結果的には、解決したわけだが、きっと悲しんだのではなかろうか。
そういった話をしている最中に、この雑貨屋にツガイの燕が巣を作らんと活発に飛び回っていた。主人は、店を閉めれば入るところがないから巣は作らないと言っていたが、作ってしまったら、小さな入口を開けておくのではなかろうか。
そういう人情を感じさせる特牛の人たちだ。
冒頭の特牛の読み方であるが、先の従業員の話では、宿泊客はしばらくすると、どうしても「とっこい」と言ってしまうんだそうだ。
私も妻も、つい「とっこい」と言ってしまった。
おっと「どっこい」、「とっこい」ではなく「こっとい」だ。
(写真)黄昏時、特牛港のイカ釣り漁船。2008年5月31日撮影しました。