団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

13日の金曜日

2008-06-15 18:18:28 | 政治
                 13日の金曜日

                         2008年6月15日(日)作成

 後期高齢者医療保険料の年金からの天引きの2回目が、昨日「13日の金曜日」行われた。
 年金から天引きされる嫌な日が、キリスト教で忌み嫌う日である「13日の金曜日」とは、何か運命めいたものを感じた。
 
 改めて、「13日の金曜日」をネットで検索して見ると、

 「イエス・キリストが磔刑につけられたのが 13 日の金曜日とされ、キリスト教徒は忌むべき日であると考えている。」という俗説があるが、正しくない。キリスト教では主の受難日を金曜日としているが、その日付は定めていない。

 とあった。

 何だ、俗説とは知らなかった。
 後期高齢者医療の年金からの天引きも、「運命めいた」問題ではなく、現実的な問題として考えなければいけない。

 さて、後期高齢者医療制度について政府は、朝三暮四的弥縫策をとろうとしている。
 つまり、低所得者に対する保険料の軽減であるとか、年金の天引きの対象者の緩和だとかである。
 しかし、この後期高齢者医療制度の保険料は、現役世代の保険料に比べて上昇するスピードが速く、軽減措置をとったとしても、いずれ、今までの老人保健制度に比べると高くなることは間違いない。

 しかも、保険料の問題だけではなく、医療の中身が切り下げられるという問題がある。「かかりつけ医」制度は正にそれだ。政府は良い仕組みだと言うが、それならなぜ、現役世代にも導入しないのか。

 保険料と医療の内容は、生きている間の問題であるが、この後期高齢者医療制度では、死んでからも「差別」が行われる。
 被保険者が死亡した場合、保険から葬祭料が出るが、それまでの国保では4万円であったものが、後期高齢者医療では3万円となった。

 さあ、舛添厚生労働大臣、4万円をなぜ3万円にしたのか、説明してもらいましょう。
コメント
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