団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

F1 2009 オーストラリアGP

2009-04-04 09:53:47 | 
             F1 2009 オーストラリアGP

                            2009年4月4日(土)

 今年のF1は、4月26日、オーストラリアで開幕した。
 今年の最大の話題は、レギュレーションの大幅な変更だろう。
 「KERS」というエネルギー回生システムを駆動力の補助として使用可能としたことだ。
 ブレーキを踏んでいる時充電し、加速が必要な時にモーターでアシストする。要は、エンジンとモーターのハイブリッドだ。
 このシステムのために30~40キログラムの重量増になる。

 運転中のビデオを見ていると、放電は数秒なので、放電するタイミングが非常に難しいように見えた。そのため、このレースでKERSを使ったのは、フェラーリ、ルノーとBMWのハイドフェルドだけだった。
 しかし、約700馬力に約80馬力をオンすることができる加速は凄まじいものがあると思え、ドライバーの技術水準が上がると序々に増えてくると思う。

 さて、このレース、結論から言うと、信じられないことが起こった。
 レース初参加の、ブラウン・メルセデスのバトンとバルチェロが予選と本番両方で1・2フィニッシュを決めたのだ。これはF1で55年ぶりという快挙だ。
 トヨタは、予選でリアウィングのレギュレーション違反が発覚し、2台そろってピットレーンスタートという厳しいものになった。しかし、結果はトゥルーリ3位、グロック4位と望外のものとなった。誰もが、もし、予選上位でスタートしていたら、「優勝も」と思っただろ。マシンの性能は上がっているので、今シーズン8年目にして初優勝が見えてきた。

 最終盤にハプニングが起こった。2番手を走っていたベッテルと3番手のクビサが接触しリタィア。その後、セーフティーカーが入っている間に、トゥルーリがハミルトンをオーバーテイクしたと判断され、25秒加算のペナルティが科された。
 しかし、このオーバーテイクには謀略があったのだ。ハミルトンのチームが、ハミルトンにトゥルーリを前に行かせるようにとの指示をしていた。ハミルトンはそのような指示はなかったと発言していたが、無線記録などでは指示があったことが明らかになったのだ。
 私は、2008年6月14日のブログ「F1カナダグランプリ」で、「私は、ハミルトンは少々行儀が悪いと感じている」と書いたが、「行儀」どころか、嘘の供述して他者を落としいれるようなことはいただけない。

 昨シーズン、最年少優勝記録を更新したハミルトンであるが、優勝よりまず、人格を優先することだ。

(写真)
 2009年3月28日、広島市西区三瀧寺の多宝堂と桜。
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