団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

医療業界の常識 世間の非常識

2009-04-17 17:04:05 | 社会
            医療業界の常識 世間の非常識

                           2009年4月17日(金)

 医療機関は、レセプトにより医療費を請求するが、審査機関でその請求を減額するシステムがある。その場合、患者負担はどうなるのか?

 例えば、総医療費10,000円、患者負担3割で3,000円のレセプトがあるとする。これが審査機関の審査で総医療費が5,000円に減額されたとする。その場合、患者負担は当然1,500円になる。つまり患者は1,500円多く払ったことになるのだ。ところが、ほとんどの医療機関は1,500円の返還を行わない。これって、払いすぎた1,500円はどこに消えたのだろうか?

 この問題は、数年前朝日新聞でも取り上げられたことがある。その時の医療機関の言い分の一つは、「減額されたとしても、それだけの治療は行ったのだから、経費はかかっている。」というものであった。

 でも、患者からすれば健康保険証を提示して医療を求めるということは、健康保険の範囲内での医療をお願いするということである。

 飲食店で、客がメニューを見て1,000円の中盛ランチを注文したとする。店がその注文を出して食事をした後、実は店側のミスによって大盛ランチを出していて1,500円だったとする。その場合店は1,500円請求するだろうか?また、客は1,500円支払うだろうか?両方「否」だろう。

 しかし、医療業界の常識では、取り過ぎにダンマリを決め込んでいるのだ。世間の非常識!

(写真)2009年4月3日、広島市中区広島市役所内のしだれ桜。

 
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