プリウス試乗
2009年5月24日(日)
トヨタのデーラーは今、どこも、プリウス一色だ。
昨日23日から今日24日まで、新型プリウス デビューフェアが行われた。
新型プリウスと言えば、18日の発売までに、月間目標販売台数1万台に対して、約8万台を受注したとして、マスコミにも話題になった。今日のネットによると、24日までに更に2万台伸ばし、10万台受注する見込みだという。この調子だと、発売1か月後の受注台数は15万台になるのではなかろうか。(空前絶後、前代未聞)
トヨタのデーラーは全国に約5千店舗ある。セールススタッフが何人いるか知らないが、仮に約4万人だとすると、1店舗当たり30台、一人当たり3.75台売れば達成する数字だ。ちなみに、私の馴染みのセールススタッフは既に3台売ったと言っていた。
トヨタの今一番の悩みは納期の問題だろう。今注文すると納車は、6か月待ちの11月!になるという。
恐らく、中古車市場にプレミアム付きの新型プリウスが登場し、これまた話題になるだろう。
肝心の試乗の印象であるが、一言で言うと、上質感がある。静粛性が高く、乗り心地も満足できるレベルである。室内も広い。ただ、私が今日試乗したタイプは、タイヤが17インチのツーリングセレクションで、このタイヤは路面の凸凹が結構ダイレクトに響く。19日に試乗したのは15インチのタイヤのものだったが、こちらは路面の凸凹をよく吸収していた。乗り心地重視なら、15インチの方だろう。
余談だが、17インチのタイヤはミシュランを履いていたので、びっくりした。(注 全てがミシュランとは限らない。)
燃費は、車載燃費計で、約20km/ℓと出た。短距離の試乗なので、何ともいえないが、市街地でどんな乗り方をしても20km/ℓ はいきそうだ。私の現在の乗り方(郊外8割、市街地2割)では、少なくとも30km/ℓは達成できるという感触を得た。(注 現在の私の車の10・15モード燃費は13.4km/ℓに対して、35,000kmでの生涯燃費は13.5km/ℓ)
動力性能については、トヨタでは2.4ℓ並と言っているが、正直そこまでは感じられない。しかし、パワーモードにすると、結構力強く加速する。もっとも燃費は当然悪くなるが・・。
アクセルの踏み込みに対して、出足がかったるく感じる。そのため、必要な加速を得ようとすると、かなりアクセルペダルを踏まないといけない。浅い踏み込みでも、燃料の噴射を多くした方がよいのではないか。
ハイブリッドの特色である、停まった時のエンジンストップであるが、車には知性がある訳ではないが、プリウスが知的に感じるから不思議だ。隣に停まっている車がアイドリングで無駄にガソリンを消費しているのが、馬鹿らしくなる。
EVモード(モーターのみでの走行)については、最大2km走行できるということだが、私が試したところ500m程度だった。速いスピードが走行距離が伸びなかった原因だろう。自動車の近未来感覚だ。
今回のプリウスの爆発的売れ行きは、当のトヨタすら予想できなかったに違いない。205万円からと安くしたのが、最大の要因だが、今後のハイブリッド戦略に大きな影響を与えることは必至だ。
これまではハイブリッドは高い価格設定だったが、これからは、「生涯維持費を含めると安い」という価格設定にするだろう。
これからのトヨタの車種展開は、ハイブリッド専用車が中心となる。
「NEW PURIUS CONCEPT BOOK」に、「なめらかなフォルムが、理想の形とは限りません。」とある。
旧プリウスのエンジンルーム。
ハイブリッド車の最も重要な部品であるバッテリーを新旧で比較している。
旧型40kgに対して、新型33kg。約2割の減量と、充電量2倍を実現している。
3年後のマイナーチェンジの際は、リチウムイオンバッテリーを積むと思われるが、重量半分で、充電量2倍になるのか。
2009年5月24日(日)
トヨタのデーラーは今、どこも、プリウス一色だ。
昨日23日から今日24日まで、新型プリウス デビューフェアが行われた。
新型プリウスと言えば、18日の発売までに、月間目標販売台数1万台に対して、約8万台を受注したとして、マスコミにも話題になった。今日のネットによると、24日までに更に2万台伸ばし、10万台受注する見込みだという。この調子だと、発売1か月後の受注台数は15万台になるのではなかろうか。(空前絶後、前代未聞)
トヨタのデーラーは全国に約5千店舗ある。セールススタッフが何人いるか知らないが、仮に約4万人だとすると、1店舗当たり30台、一人当たり3.75台売れば達成する数字だ。ちなみに、私の馴染みのセールススタッフは既に3台売ったと言っていた。
トヨタの今一番の悩みは納期の問題だろう。今注文すると納車は、6か月待ちの11月!になるという。
恐らく、中古車市場にプレミアム付きの新型プリウスが登場し、これまた話題になるだろう。
肝心の試乗の印象であるが、一言で言うと、上質感がある。静粛性が高く、乗り心地も満足できるレベルである。室内も広い。ただ、私が今日試乗したタイプは、タイヤが17インチのツーリングセレクションで、このタイヤは路面の凸凹が結構ダイレクトに響く。19日に試乗したのは15インチのタイヤのものだったが、こちらは路面の凸凹をよく吸収していた。乗り心地重視なら、15インチの方だろう。
余談だが、17インチのタイヤはミシュランを履いていたので、びっくりした。(注 全てがミシュランとは限らない。)
燃費は、車載燃費計で、約20km/ℓと出た。短距離の試乗なので、何ともいえないが、市街地でどんな乗り方をしても20km/ℓ はいきそうだ。私の現在の乗り方(郊外8割、市街地2割)では、少なくとも30km/ℓは達成できるという感触を得た。(注 現在の私の車の10・15モード燃費は13.4km/ℓに対して、35,000kmでの生涯燃費は13.5km/ℓ)
動力性能については、トヨタでは2.4ℓ並と言っているが、正直そこまでは感じられない。しかし、パワーモードにすると、結構力強く加速する。もっとも燃費は当然悪くなるが・・。
アクセルの踏み込みに対して、出足がかったるく感じる。そのため、必要な加速を得ようとすると、かなりアクセルペダルを踏まないといけない。浅い踏み込みでも、燃料の噴射を多くした方がよいのではないか。
ハイブリッドの特色である、停まった時のエンジンストップであるが、車には知性がある訳ではないが、プリウスが知的に感じるから不思議だ。隣に停まっている車がアイドリングで無駄にガソリンを消費しているのが、馬鹿らしくなる。
EVモード(モーターのみでの走行)については、最大2km走行できるということだが、私が試したところ500m程度だった。速いスピードが走行距離が伸びなかった原因だろう。自動車の近未来感覚だ。
今回のプリウスの爆発的売れ行きは、当のトヨタすら予想できなかったに違いない。205万円からと安くしたのが、最大の要因だが、今後のハイブリッド戦略に大きな影響を与えることは必至だ。
これまではハイブリッドは高い価格設定だったが、これからは、「生涯維持費を含めると安い」という価格設定にするだろう。
これからのトヨタの車種展開は、ハイブリッド専用車が中心となる。
「NEW PURIUS CONCEPT BOOK」に、「なめらかなフォルムが、理想の形とは限りません。」とある。
旧プリウスのエンジンルーム。
ハイブリッド車の最も重要な部品であるバッテリーを新旧で比較している。
旧型40kgに対して、新型33kg。約2割の減量と、充電量2倍を実現している。
3年後のマイナーチェンジの際は、リチウムイオンバッテリーを積むと思われるが、重量半分で、充電量2倍になるのか。