団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

佐村河内守 交響曲第1番“HIROSHIMA” 広島交響楽団演奏会 

2014-01-02 09:40:26 | 音楽

佐村河内守 交響曲第1番“HIROSHIMA” 広島交響楽団演奏会

2014年1月2日(木)

 佐村河内守の交響曲第1番“HIROSHIMA”については、「暗い闇の彼方に希望の曙光が降り注ぐ奇跡の大シンフォニー」(チラシ)という紹介があります。

 確かにその通りと思うのですが、私は、この曲には、不安、焦燥、慰さめ、怒り等といった様々な感情表現が盛り込まれていると感じました。そのいずれもが根源的な意味を問いかけてきます。

 そして、曲の最後は、激しく壮大なスケールで、困難に立ち向かう意思を表明し、人々に勇気を与えパワーを引き出す音楽だと感じました。

 言葉で感情を表現しようとすると、論理的に語りかける必要がありますが、音楽は直接魂に訴えることができます。私は、このことが強い感動(魂を揺さぶる)を与えるのではないかと思いました。

 また、「あぁ、今日の演奏会は良かった。」というだけではなく、深く思索を求めるような音楽だったように思いました。

 

 私の演奏会人生で、多分最初で最後となるような経験をしました。作曲者佐村河内守が私が座った席の前に座ったのです。

 このチケットについては、2013年5月末に入手しました。そのプレイガイドで一番良いと思われる席でした。

http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/c0192089802b61ac200d0f060e11a6da

 当日は、ほぼ満席でしたので、予鈴が鳴っても、私の前の2席が空席というのは不自然でした。少し予感がし出したその瞬間、拍手を伴って佐村河内が(多分)奥さまと一緒に登場したのです。私は、私の目の前に立ち振り返って聴衆に挨拶するする佐村河内に、心臓がバクバクしながら拍手をしました。(妻によると、佐村河内ご夫妻と並んで座っていたのは御両親ではないかと言うことでした。私は興奮して冷静に見ていませんでした。)

 

 演奏終了後、壇上に上がった佐村河内は、「皆さん、有難うございました。」と述べました。

 聴衆はスタンディングオベーションで応え、拍手は6分45秒間続きました。

 私の生涯で最も印象に残る演奏会の一つとなりました。(ブラヴォーーー)

 

・2013年12月28日(土)

・広島市文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)

・佐村河内守 交響曲第1番“HIROSHIMA”

・指揮:金聖響

・演奏:広島交響楽団

 

 私の知人がこの演奏会へ行くというものですから、演奏終了後出口で待ち合わせることにしていたのですが、寝過ごしてしまって来れませんでした。14時開演だったのですけど・・。原因は多分ですが、二日酔いです。まぁ、私はチケットを購入していたのに忘れたことがありますので、他人のことをとやかく言えませんが・・。

 広響の演奏会でこれだけ並ぶというのは珍しいです。

 でも、当日券もあったのですね。

 

 

 

 演奏終了後、壇上に上がった佐村河内守は、深々と何度も頭を下げました。

 

 

 

コメント (10)
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