FMエアーチェック(カセットテープ版)4/5
2014年1月21日(火)
(昨日の続きです。)
録音リストのヴォリュームは少ないのですが、これは一度に2万字を超えてアップできないためです。スペースも字としてカウントされるのだろうと思います。
番号 作曲家 曲目 指揮者 演奏 独奏者1 独奏者2 独奏者3 演奏年月日 演奏場所 オンエア年月日 備考
・1561 スカルラッティ ソナタロ短調L33、ホ長調L23、ホ長調L224 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1562 モーツアルト ピアノ・ソナタハ長調K330 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1563 ラフマニノフ 前奏曲ト長調op32-5 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1564 ラフマニノフ 前奏曲嬰ト短調op32-12 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1565 スクリャービン 練習曲嬰二短調op8-12 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1566 シューマン アラベスクop18 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1567 リスト ウィーンの夜会No.6 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1568 リスト コンソレーション ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1569 リスト 忘れられたワルツNo.1 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1571 ショパン マズルカ嬰ハ短調op30-4 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1572 ショパン マズルカ嬰ハ短調op63-3 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1573 ショパン スケルツォ第1番op20 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1574 シューベルト 楽興の時第3番 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1575 モシュコフスキー 練習曲ヘ長調op72-6 ホロヴィッツ:ピアノ 1986.06.28 昭和女子大学 1989.11
・1581 ショパン ワルツ第1番~第13番 ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.07.13 NHKホール 1986.07.13
・1582 ショパン ワルツホ短調 ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.07.13 NHKホール 1986.07.13
・1583 ドビュッシー ベルガマスク組曲 ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.07.13 NHKホール 1986.07.13
・1584 ドビュッシー ピアノのために ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.07.13 NHKホール 1986.07.13
・1585 ドビュッシー 前奏曲からパックの踊り ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.07.13 NHKホール 1986.07.13
・1586 ショパン 英雄ポロネーズ ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.07.13 NHKホール 1986.07.13
・1591 モーツアルト ピアノ協奏曲23番イ長調K488 外山雄三 NHK交響楽団 ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.08.08 昭和女子大学人見記念講堂 1986.09.02
・1592 ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調op11 外山雄三 NHK交響楽団 ブーニン(スタニスラフ):ピアノ 1986.08.08 昭和女子大学人見記念講堂 1986.09.02
・1601 ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」 チェリビダッケ(セルジュ) ミュンヘン・フィル 1986.09.23 フィルハーモニーホール 1987.08.02
カセットテープは、オープンリールテープに較べて、細くて薄いのが特徴です。
オープンリールテープを使っていた経験からすると、果たして4.75㎝のスピードで良質な音で録音できるだろうか?という疑問が大きかったです。
物理的特性ですが、高域の周波数特性がどこまで延びるかは、テープスピードに比例するのです。例えば19㎝で2万Hzまでしか出ないとすると、4.75㎝では四分の一の5千Hzまでしか出ないのです。 しかし、実際はもっと出ています。電気的にイコライザーカーブを調整しているからですが、副作用がありノイズが増すのです。これはノイズリダクションシステムにより克服されました。
周波数特性を向上させる技術として、もう一つは録音ヘッドのギャップを狭くするということがあります。2ミクロンのギャップで1万Hzだと、1ミクロンだと2万Hzになります。カセットデッキのギャップはオープンに較べると狭いものを使って周波数特性を改善したのです。高度な加工技術により、周波数特性を向上させました。
次の問題としては、転写です。これはテープの厚みにより、優劣が決まります。勿論薄い方が転写しやすいのです。カセットテープの厚みはオープンテープの四分の一くらいですので、物理的特性からすれば、非常に厳しいです。ただ、思ったほど転写が少ないのは、録音レヴェルを低くしているためでしょう。
一方、カセットテープの方が優れている点があります。磁性粉が高性能なのです。磁性粉は小さくて細長くて磁気を強く帯びやすいものが良いのですが、そういった磁性粉を使っています。それでは、オープンテープにも使えばと思いますが、磁性粉を使う量が、多分20倍くらい必要になり、テープが高くなり実用にはならなかったのでしょう。
という訳で、技術の進歩に伴い、少ない材料で安く録音できる媒体として、オープンテープを駆逐してしまったのです。
保存特性ですが、私が持っている一番古いものは、1972年頃のものですが、録音した音を支障なく再現してくれています。良好な環境(早送り状態では保存しないこと等)では、結構保存できるという印象です。
私が持っている最も古いテープです。1972年頃のものです。