クエ異変
2013年12月31日(火)
自称「食べ物探求家」として、高級食材のクエをレポートするのは、嬉しいことです。ただ、今回のレポートは食してではありません。クエ高騰に関することなんです。4・5年前から毎年「クエ鍋パーティ」を開いていました。料理店でクエのコースを注文すると、最低でも1万円は下らないでしょう。私はそれを半分の5千円で食すことを考えたのです。
まず、クエを仕入れる店を探し、そのクエを持ち込んで料理してくれる店を探し、更にパーティに参加する人を探すという、大変な作業があります。
クエを仕入れる店は、「舟入市場」です。偵察にいったところ、1㎏6,000円也と言われました。昨年に比べて1,000円アップです。でも、クエの価値からすると、1㎏6,000円は安いとも思えます。養殖のクエですが、できるだけ大きいやつを注文しました。
2週間後、クエが入ったということで行くと、1㎏8,000円と言うではないですか・・。これはいくらなんでも、契約違反です。ただ、店側が儲けがないと言うものですから、消費税を上乗せし、3.1㎏×6,300円で契約を修正し成立しました。
刺身を150g造ってもらい、あとは鍋用に400g程度のパック5個にしてもらいました。
ここで、クエ高騰の理由ですが、まず年末シーズンで忘年会の需要があることが考えられます。しかし私は、主要には「アベノミクス」による「景気期待の景気」という風に考えました。景気期待で景気よく高級食材で気持ちを高めようということです。
アベノミクスによる円安誘導で、一部輸出企業は好況ですが、円安による物価高で、可処分所得が減少し、景気回復のマイナス要因となっています。
アベノミクスによる景気回復は3本の矢と言われていますが、私は第4の矢が隠されていて、それは「景気回復期待の矢」ではないかと感じています。見せかけの景気を演出するということです。
3.1㎏ということでした。
刺身用に150g造ってもらいました。どの部位か知りませんが硬いです。筋肉を食べているようです。旨味成分は、もう少し寝かせた方が良く出るのではないかと思いました。
鍋用に捌いてパックにしてもらっています。
後は、持ち込みで料理してくれる所と、参加者を探さなければいけません。クエを食える道のりは遠いのです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/b3b2c0f43b0faf0a5a7cde01fe1f2c3c
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/d4c09bea639f6be5ef601c5aab14f89a
数日後、新聞に出ていたものです。800g15,800円也ということですが、内臓とか廃棄する部分もありますので、1㎏1万6千円程度でしょうか・・。とすると、先のクエ(養殖)が1㎏8000円というのは、そう高いとも思えません。