ゴルフヴァリアント試乗
2014年1月17日(金)
ゴルフヴァリアントは、ゴルフ(ハッチバック)のステーションワゴン版です。全長が310mm長く、重量は60㎏重くなっています。ハイライン同士の比較では26万円のアップです。
家族でキャンプへ行く等のアウトドアファミリー派であれば、荷室が大きいのでgoodでしょう。私達のように2名だと全長が31㎝も長くなるのは、取り回し難くもなり無用です。
1月14日、試乗させてもらいました。1200ccのトレンドラインで279万円のプライスタグが付いています。
1200㏄とは思えないような動力性能にびっくりします。ターボで過給していますので、1800cc並みの馬力・トルクがあります。VWは積極的にエンジンのダウンサイジングを行っていますが、これは大成功と言ってよいと思います。走行条件に応じて、1200~1800ccまで連続可変で排気量を変える訳ですから、負荷が少ない時は、1200ccで走り、負荷が多くなると1800ccまで過給されますので、燃費に良いと言う訳です。
乗り心地ですが、ゴルフと比較するとゴツゴツ感がとても気になります。これは荷物を多く積むことを想定して、サスペンションを堅くしている為と思われます。ゴルフに乗った後ヴァリアントに乗って、その違いを実感すると、ためらいが起こりそうになります。ヴァリアントを第1の候補としていても、気持ちがゴルフに傾きそうになるという意味でです。
一番の関心の燃費ですが、市街地(バイパスが約7割程度)の約13㎞の走行で、17.3㎞/ℓを記録しました。(JC08モード燃費は21㎞/ℓ)もう少し多様なコースを走ってみないと、JC08モード燃費との比較で良好かどうかは分かりません。ただ、1800ccの動力性能で21㎞/ℓの燃費は秀逸です。(カローラフィールダーの1800㏄は16.6㎞/ℓですから)
参考までに、私のゴルフⅦで同じコースを同じように走行して17.9㎞/ℓを記録しました。(JC08モード燃費は19.9㎞/ℓ)
燃費結果がいわば逆転した訳ですが、これは走行条件が微妙に違うし「誤差」の範囲内と思います。
ゴルフと比較すると、ゴルフの乗心地の良さが際立ちます。荷物を多く積みたい人は、ゴルフに怨嗟の念を持つことになるでしょう。
それにしても、同じプラットフォーム・サスペンションで、こうも乗り心地が違うなんて、不思議です。可変排気量エンジン、可変減衰ダンパーは既にありますので、これからは可変サスペンションが開発されないかしら・・。
プレーンな面構成は、私は好きです。
サイドのプレスラインが引き締まった印象を与えます。
ゴルフは昨年、輸入車で初めて、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
テンパータイヤです。
後部座席のニースペースがあと5㎝あれば、より良いのですが・・。
ハンドルの下を直線にしていますが、私は「?」です。お腹が出ている人は良いかも知れません。
8インチのナヴィはオプションです。
約13㎞の試乗で、17.3㎞/ℓと出ました。
私のゴルフⅦでは17.9㎞/ℓと出ました。
VWはこのようにして輸送しています。