団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

亜米利加ニモ負ケズ

2015-12-22 07:58:41 | 

亜米利加ニモ負ケズ

2015年12月21日(月)

 アーサー・ビナード著の「亜米利加ニモ負ケズ」です。私はこの本を読んで、ビナードさんの知性を凄く感じました。と同時にウィットネスも。短編集ですが、実に興味深くかつ面白い話が綴られています。ビナードさんは、アメリカ人ですが、日本文化に日本人以上に精通していて、その見識の上での両文化の対比が語られ、目から鱗でした。

 

 無断複写複製は著作権侵害になります。しかし、私としては紹介したくてたまらず、一部を黒塗りで出します。(画面上では「白塗り」ですが。)著作権は侵害していないのではないかと思うからです。(全部コピーではないですから。つまり、一部の引用ですので。)それでも、著作権の侵害になると指摘されたら、直ぐに削除します。)

 

 まず最初は、宮沢賢治の「「雨ニモマケズ」に関してのものです。ビナードさんの調査では、アメリカの郵便局のスローガンに似ており、更にその根源はヘロドトスにあるのではないかと言うのです。

 

 次は、匂いを盗んだ話で、ビナードさんは、日本古典落語で知ったのですが、そのルーツを突き止めたという話です。これは、日本がパクったのですね。私には、最も面白い話でした。

 これ、日本がパクったのでなければ、文明というのは、何処の国でも共通点があるのだということになりますが・・。

 

コメント
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