ハイレゾリューション
2015年12月28日(月)
ハイレゾの原理的なものは、分かりませんが、ハイファイになることは間違いありません。今のCDの規格で一番の問題は20,000Hzまでしか収録されていないということです。15,000Hzまで聞こえれば優秀な耳の持ち主と言われています。私しなんかは10,000Hz程度までしか聞こえていないかも知れません。でも、専門家に言わせると、聞こえていない音でも音像に影響を与えると言うのです。仮に、20,000Hzでちょん切った録音と40,000Hzまで収録された録音を聴き比べた場合、違いが分かるというのです。
チャンバラ映画で、剣客が「殺気を感じる」なんて言って、誰も見えない所へ手裏剣なんかを飛ばして相手を倒すという場面がありますが、ありゃ多分ですが、聞こえない音(つまり15,000Hz以上)を「感じて」いたのだと思います。私しゃ、何時もwifeのsifeを狙っていますので、wifeの方は殺気を感じていると思います。(これは全然違う問題です。)
最近家電量販店へ行って、店内のレイアウトが変わっているのに気付きました。ハイレゾ製品が大きな面積を占めているのです。昔流に言うと、ウォークマンみたいな製品ですね。試しにイヤーフォンをかけて聴いてみたのですが、私には違いはさっぱり分かりませんでした。どんなに元音源が良くても、イヤーフォンでは違いは分からないのではないかというのが、私の結論というか推測です。
本格的オーディオの世界でも、Blu-ray規格でソフトを発売していますし、当然対応機種も出ています。でも、一向に普及する兆しが見えません。
つまりは、これは、経済学的に言うと、新たなフロンティアを開発しようとして、失敗しているという訳ですな。(これ、全くのデタラメですから、気にしないでください。)
それよか、私なんかは、ハイレゾなんて高価なものでなくても、もう何十年前に録音したFM放送音源で満足できていますので、これ、幸せと思います。
結論ですが、音質は重要な要素ですが、それ以上に重要なのは、思い出のある演奏音源ですね。
これ、無関係なTV画面です。曲芸と言って差し支えないと思います。でもいくら、ハイテクニックでも音楽性がなければ、楽しむことはできません。
ハイレゾも同じですね。いくら音質が良くても、音楽性がないと楽しむことはできません。ただ、はて、両方兼ね備えていたらどうなるか?ということです。
多分、再生装置に数百円必要となるので、私の場合は、実際問題として両方兼ね備えることはできません。