自民9条改憲 首相案
2018年3月25日(日)
自民党の憲法改正推進本部は、2項を維持して「自衛隊」を明記する方向で取りまとめる方針を決めました。
3月23日の朝日新聞です。
これが、案文の全文です。
この中で注目は、これまで執行部が押していた「必要最小限度」という文言が削除されたことです。
え~っ! 安倍首相って、「自衛隊を明記するだけで、何ら変わることない」と言っていたんじゃなかったっけ。自衛隊はこれまでの憲法解釈で、自衛のための必要最小限度の実力組織と言われていましたので、これ、安倍首相が言う「何ら変わることない」というのは、つまり嘘ってことになりますわな!
まぁ、嘘も方便という言葉があるように、使い方によっては罪がない場合もありますが、こと憲法改正に係わっての「嘘」って、そもそも誰もそんな嘘を想定していませんですわ。それをこともあろうことか、最高権力者であって、憲法擁護義務を有する首相が言うとなると、このお方のお言葉って、信じようにも信じられないってことになりますですわな。驚天動地です。
・・と、ここで再び推進本部の条文案を読んでみると、「前条の規定は、・・自衛の措置を妨げず」とあります。これ、私の読解力でも、「妨げず」というのは例外的な意味合いが含まれるので、これまでの2項の解釈変更の余地があるってことになりますわな。嘘、嘘!であります。
安倍氏って、嘘をつかなければ、自らの政策を実現できないと思っておられるのでしょうか・・?所謂「働きかけ改革法案」でも偽データによる嘘の説明をしてきましたですからね。
私は今、「安倍9条改憲NO!」の3000万署名を集める活動をしておりますが、この嘘は徹底的に暴かねばなりませぬぞ。