水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

川の底からこんにちは

2010年05月05日 | 演奏会・映画など
 午前中「漢文重要例文集」と「学年だより」を印刷してから、池袋でデアクライスブラスオルケスタという新しい一般バンドの演奏会。
 佐川聖二先生を慕う若者たちの集まりのようで、合奏体としては未成熟だが、今後楽しみなバンドだった(て、何様?)。
 そのあと渋谷へ。
 評判の「川の底からこんにちは」という映画を観たかったのだ。
 池袋に比べアウェイ感ただよう街だが、魅力的な映画はここまでこないと観られないことも多い。連休中でも人が多いね。
 でも、人混みをかきわけて、あやしい場所まで勇気を出して観に行ったかいはあった。
 満島ひかりさんの存在感はとんでもない。
 監督は若い方のようだが、たぶん作品の作り方としては奇をてらうことなく、様々なお芝居のお約束もふまえながら、笑わせたり泣かせたりしてて、バランス感覚がすばらしい。
 つまり新しい皮袋の感じはしないのだが、役者さんの芝居のテンポのよさと、盛られた内容は充分に新しい酒だった。
 「中の下で何が悪いの!」
 「たいしたもんじゃないんだからさ、がんばるしかないんだよ!」
て、満島さんに言われたら、なんかがんばろうかなという気持ちになれた。


 
コメント
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