水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

連休明け

2010年05月06日 | 日々のあれこれ
 GW明けで、学年も部活もやや欠席者がいた。
 あったかくはなったが、五月らしいさわやかさがないせいか、授業のノリは悪い。
 自分だけテンションが高い状態だが、それにはすっかり慣れている。

 部活では、1年生の基礎合奏をわたなべ先生にみていただいたが、1年生だけでもドレミファソラシドは成立している。
 3ヶ月後にコンクールのステージに立つには、道のりは遠いけど、あせらず、休まずだ。
 これか、というものさえつかめれば、ある瞬間に急にできるようになるものだ。
 生徒を励まし続ける、あきらめさせないのがわれわれの仕事だから、自分のことは棚においてでも、頑張らせ続けたいと思う。
 結局のところ「量」勝負だと思うのだ。
 もちろん、すぐれた指導者による、すぐれた指導、画期的な指導というのはある。
 すぐれた指導者におこしいただいている点については、うちはそれほど他校にひけはとらないと思っている。
 それを、自分のものにするのは自分しかないわけで、そのためには量の蓄積が必要だ。
 井上靖『夏草冬濤』で、「練習時間がすべてを決める柔道」というフレーズを昔読んだとき、なぜか胸がじんとあつくなった記憶がある。
 しょせん凡人なのだから、まず量で勝負しないことにはなんともならない。
 気がついたら吹いてる子と、とりかかりの遅い子では、やはり差が生まれる。
 勉強なんかもその最たるものだ。
 『定時に帰れる仕事術』的な本が、あまりピンと来ないのは、そういう実感があるからだろう。
 

 
コメント
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