水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

水曜日

2010年06月02日 | 日々のあれこれ
 1限目の漢文をおえて、職員室でパソコンをひらくと、鳩山首相退陣のニュース。
 4限の漢文で「相」という語がでてきたので、「鳩山首相辞めるって」と言うと、えっ? という顔をする子と、知ってますよという顔の子とがいる。
 すでに知っていた子に、なぜ知り得たかを追及せずに授業を続ける。
 しかし、ほんとにお辞めになられるとは。
 一番の原因は、普天間基地の問題であろうが、この問題の一体何%が鳩山首相個人の責任であろう。
 私達自身が政権担当をお願いします、いくらなんでもこのままじゃ日本は危ないみたいですからと言っておいて、わずか数ヶ月でもう代わってくれと言うなんて。
 ま、われわれ下々の者が、事情もよくわからないままトップの責任をあげつらうのはしかたないかもしれない。
 わかりやすいし、そうやって無責任に悪口を言ってられるのが、われわれ庶民の特権でもある。
 しかし、マスコミはどうだろう。
 自分たちの権益を守るために、鳩山おろしの流れを作り続けるというのは。
 わずか数ヶ月で内閣支持率が何分の一になっているが、ほんとに日本国民の総意がこんな簡単に動くのだ。
 その昔ヒトラーは正規の手続きで合法的に絶対権力を手に入れたと習ったとき、そんなことはありえないだろと思ったけど、いやはや、人の心なんてちょろいものだ。
 せめて教え子たちには、メディアリテラシーなるものを少しでも身につけさせたいと思う。
 5限の現代文で「世間はウチとソトの緩衝地帯」という表現がどういうことかについて、日本人は個人として裸一貫社会にでてくことができない民族なんだ、だから世間を生きてるのだという話。
 6限の古文で「小式部は、この歌(大江山~)を詠んだとき、やったー! って親指立てたよね、昨日のは何だったんだろね」という話。
 放課後、Clのパート練習を見る。
 CLというのは、ほんとにメロディーをきちっともらえるパートだとあたりまえのことに気づく。
 なのに、メロディでないかのように吹くので、こちらの唄をまねて吹いてもらう。
 その後、川越高校で、川越市音楽祭の打ち合わせ。
 会の進行は例年のように行きましょう、という確認と、もう少し盛り上げていくにはどう
すればいいでしょう? どうにもならないよね的なとりとめのない話。
 けっして呑み会をいつやるかがメインの内容だったなんてことはない。
 学校にもどって、机の整理。
 明日のバンドレッスンにそなえ、これから少しスコアリーディング(かっこいい!)する予定。 
コメント
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