「週刊文春」の「堀井のずんずん調査」によれば、エスカレーターで左側をあけるのは(右側に立つ)のは大阪近辺だけだそうだ。
知らなかった。大阪に行って、立ち位置が逆なことにとまどった経験のある人は多いと思うけど、うどんの出汁のように、てっきり関西より西は全部そうだと思ってた。
さらに西や九州にいくと、こっちと同じで左側に立って右をあけるそうだ。
大阪というのはかくも独自の文化をもつのかと思うと、映画「プリンセストヨトミ」が描いたような世界がほんとにあって、闇の独立国家が存在しててもおかしくないのかと思えてしまう。
影の大阪国総理が日常ではお好み焼き屋のおやじさんだったり、いざ出陣の命がくだったことを知らせるのが千成瓢箪だったり、地元の人が見たら楽しめるだろうなという場面がたくさんある。
ただ、ご当地映画的なレベルのそれであることもたしかで、映ってない部分もちゃんとフィクションしてるかというと、そこまで深い画にも見えなかったのは事実だ。
たとえば大阪城のまわりに男達があつまってきたとき、そこにいない大阪の高校生は今何やってるんだろと思うと、今一つイメージがわいてこない。
でも、そんな物足りなさを凌駕するのは、われらが堤真一さまのかっこよさ、そして中井貴一っちゃんのしぶさだ。両巨頭の前では岡田将生くんもかげがうすい。同学年として負けてられないなと思う。