12月26日
午前中は最後の個別相談会。
この時期になっての相談は、迷ったすえに本校を選んで来てくださった方も多い。
ご縁は大切にしたい。部員たちは3F教室で、午後に備えて練習していた。
相談会が終わると、今度は小講堂を発表会用にセットしなおす。
そしてアンサンブル発表会。初めて通しを聞く曲もあったが、毎年まぎわの追い込みはたいしたものだと思う。
司会を担当させていただいたので、今日は一日しゃべくりの日だった。
発表のあと保護者会役員さんが用意してくれた飲み物とお菓子で乾杯し、今年最後の練習を打ち上げた。
12月27日
ウッディマッドメンに打楽器を貸し出すために早めに登校。積み込みを終えて一息ついてコクーン新都心へ向かう。午前10時の映画祭で「素晴らしき哉、人生!」をやっていたからだ。いつか観たいと思っていたのがやっと叶った。行ってよかった。カバンにタオル入っていてよかった。
お芝居もそうだけど、自分が「天使もの」が好きだったことに気づく。定演ネタにいかそうかな。
所沢に移動して、「ウッディ・マッドメン・オーケストラ」の演奏会。
一部司会のかやま君が「マッドメンとはくるった男達という意味ですが、木管の男20人くらいで立ち上げて、その後くるった女たちも入団してもらい今50人くらいになりました」と自己紹介する。
じっさい人前で芸事を披露するなんてのは、ある意味「くるって」ないとできないことだ。
ステージ上で普通じゃないこと、非日常的なことをやってくれるから、客席は感動できる。
うちの部員たちにまだまだ足りない部分がこれかなと思う。おれもか。
一部最後の曲は、ステージ上の何人かがうちの部員だった時代に一緒に演奏した「イーストコートの風景」。
その時のことを思い出して二楽章はうるうるしてしまった(年寄りか!)。
「イーストコースト」の三楽章は、案の定最後のホイッスルが鳴らない。昔と同じだ。
休憩をはさみ二部はポップス。スターウォーズのテーマなど、吹きに吹きまくる。
中央、駒沢といった大学吹奏楽の雄のなかで鍛えられてきたメンバーが大人になって、自分たちをしばるものが何もなく好きに吹くのだから、それはそれは鳴る。
コンクールを目指すバンドじゃないからなおさら、ここまでのびのび楽しめるのだろうとうらやましくなった。
来年は練習をみてもらう機会を増やしたい。
12月28日
JBAの吹奏楽指導者講習会に出かけた。年末に催されるこのゼミナーに、思いついたように時々参加している。今までは溝の口の洗足学園で開催されていたが、今年は池袋の東京音大会場になったので、ちょー楽。
午後の指揮法の講座と、コードネーム入門講座。何度きいても新しい発見があるのは、もとがなさすぎるのだろう。でも学べばいい。
自分に何が足りないか、それを補うのにどうすればいいか。本を読めばいいのか、習いにいって身につければいいのか、もしくは外部委託してしまうのがいいのか、その判断は大分できるようになってきたと思う。