1学年だより「ドラゴン桜(2)」
マンガ「ドラゴン桜」は人気を博し、2005年にはテレビドラマにもなった。
経営破綻寸前の学校再建を請け負った弁護士、桜木健二役を阿部寛が演じる。東大進学クラスで勉強する決意をした二人の高校生を長澤まさみ、山下智久。その友達に小池徹平、新垣結衣、中尾明慶……。今思うとすごいメンツの第1シリーズは、平均視聴率が17%とヒットした。
放送第一回目のサブタイトルは「バカとブスこそ東大へ行け」。
今はさすがにムリそうなこのタイトルからもわかるが、「有識者」からは批判されそうな言葉が、桜木健二の口からビシバシと発せられる。
「受験で勝者となるのが一番の価値だ。きれい事を言うな!」という本音の意見が、当時の人の心をつかんだのだろう。
バブル景気が終わり、経済に閉塞感がただよい、社会の階層化が問題になりつつあった時代だ。
早稲田大学のスポーツ科学科の入試問題(小論文)にとりあげられたりもした。
2018年。新シリーズ『ドラゴン桜2』の連載がモーニングで始まる。
桜木が退職してから龍山高校はまた凋落し、東大合格者を出せなくなっていた。再度立て直すために、今度は桜木が理事長となって登場する。シリーズ1で、龍山初の東大合格者となった水野直美が、桜木のサポート役として母校の教壇に立つ。
「新共通テスト」対策もふんだんに盛り込まれた新シリーズも好評で、先日主人公達が、見事新制度入試のもとで目標を達成し、連載をおえた。
東大専科に入った早瀬さんと天野くんを、水野がこう諭す場面がある。
~「目的をもって生きる、それが人として一番幸せなこと。
高3の夏、目的を持って毎日努力する。
これは人生でもっとも幸せな時間を過ごすことなのよ
夢や目的が見つからない、若い時にこれほど辛く苦しいことはない。
毎日に目的がない日々ほど、不幸せなことはないの。
それを考えれば、受験という目的は、実はとても、恵まれている、
勉強ができるって、幸運なことなのよ」(三田紀房「ドラゴン桜2」より) ~
第2シリーズのテレビドラマ版がこんどの日曜(25日)から始まる。
17年前に女子高生の水野直美を演じた長澤まさみさんが、マンガと同様に大人になって母校を訪れる。このセリフを長澤まさみさんが語ってくれるのだろう。楽しみだ。
部活動も決まり、将来の目標に向かって忙しくなりそうな予感がしていることだろう。
本気でやろうとするなら、今の想像以上に大変な高校生活になる。でも、それは幸せなことだ。
世の中がどんな状況でも、何歳であっても、「学ぶ」ことの大切さはゆるぎない。
「ドラゴン桜」第1回の桜木の言葉に戻るなら、自分を守るために、私たちは勉強するしかない。
「だまされたくなかったら 損して負けたくなかったら お前ら … 勉強しろ!!」
マンガ「ドラゴン桜」は人気を博し、2005年にはテレビドラマにもなった。
経営破綻寸前の学校再建を請け負った弁護士、桜木健二役を阿部寛が演じる。東大進学クラスで勉強する決意をした二人の高校生を長澤まさみ、山下智久。その友達に小池徹平、新垣結衣、中尾明慶……。今思うとすごいメンツの第1シリーズは、平均視聴率が17%とヒットした。
放送第一回目のサブタイトルは「バカとブスこそ東大へ行け」。
今はさすがにムリそうなこのタイトルからもわかるが、「有識者」からは批判されそうな言葉が、桜木健二の口からビシバシと発せられる。
「受験で勝者となるのが一番の価値だ。きれい事を言うな!」という本音の意見が、当時の人の心をつかんだのだろう。
バブル景気が終わり、経済に閉塞感がただよい、社会の階層化が問題になりつつあった時代だ。
早稲田大学のスポーツ科学科の入試問題(小論文)にとりあげられたりもした。
2018年。新シリーズ『ドラゴン桜2』の連載がモーニングで始まる。
桜木が退職してから龍山高校はまた凋落し、東大合格者を出せなくなっていた。再度立て直すために、今度は桜木が理事長となって登場する。シリーズ1で、龍山初の東大合格者となった水野直美が、桜木のサポート役として母校の教壇に立つ。
「新共通テスト」対策もふんだんに盛り込まれた新シリーズも好評で、先日主人公達が、見事新制度入試のもとで目標を達成し、連載をおえた。
東大専科に入った早瀬さんと天野くんを、水野がこう諭す場面がある。
~「目的をもって生きる、それが人として一番幸せなこと。
高3の夏、目的を持って毎日努力する。
これは人生でもっとも幸せな時間を過ごすことなのよ
夢や目的が見つからない、若い時にこれほど辛く苦しいことはない。
毎日に目的がない日々ほど、不幸せなことはないの。
それを考えれば、受験という目的は、実はとても、恵まれている、
勉強ができるって、幸運なことなのよ」(三田紀房「ドラゴン桜2」より) ~
第2シリーズのテレビドラマ版がこんどの日曜(25日)から始まる。
17年前に女子高生の水野直美を演じた長澤まさみさんが、マンガと同様に大人になって母校を訪れる。このセリフを長澤まさみさんが語ってくれるのだろう。楽しみだ。
部活動も決まり、将来の目標に向かって忙しくなりそうな予感がしていることだろう。
本気でやろうとするなら、今の想像以上に大変な高校生活になる。でも、それは幸せなことだ。
世の中がどんな状況でも、何歳であっても、「学ぶ」ことの大切さはゆるぎない。
「ドラゴン桜」第1回の桜木の言葉に戻るなら、自分を守るために、私たちは勉強するしかない。
「だまされたくなかったら 損して負けたくなかったら お前ら … 勉強しろ!!」