水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

教員セミナー

2021年04月25日 | 日々のあれこれ
 午前中指揮のレッスンを受けてから御茶ノ水へ。
 駿台で霜栄先生のセミナーを受けるためだ。
 2号館の指定教室に入ると、参加者がツばなれしていない。みなさんリモートで受講されているそうだ。
 コロナ前だと、とくに夏休みの霜先生の講座などは満席になって申し込めなかったことさえあるのに(それで京都駿台まで行ったことがある)。
 でもそのおかげでとても贅沢な会に参加している気分になったのもたしかだ。
 先日の共通テストをどう評価すればいいか、今後どんな姿勢で指導していくべきかについてのお話。
 センター試験の型式をそのまま受け継いだ部分の比率の高さ、難易度が変わらなかった(むしろやさしかった)ことについては、コロナの特殊状況下にあったので、今後もこのままとは考えない方がいい。文科省の資料などを読み込むとこういう方向性がみえてくる……という、きわめて実践的かつ有用なお話をうかがう。
 霜先生は、毎回その時の自分の必要なことを教えてくださる気がするが、おそらくそれなりにアンテナを持って出かけているからだろう。
 楽器のレッスンも同じだろうな。「こう吹きたいけど、なんかうまくいかない、どうすればいいのだろう」という問題意識をもってると、限られた機会の短いレッスンでも「なるほど!」という体験ができる。
 指揮のレッスンでも、教科のセミナーも、それなりにお金はかかるが、「ものの見方」が変わることができたなら、お金には換算できないほど別人になることが可能だ。
 だから自分も、そういう経験をしてもらえるような存在として教壇に立たないといけないということだ。
 ここにきて改めてこんなこと考えている自分はえらすぎるかもしれない。
 御茶ノ水で食べた日高屋の冷麺が、驚くほどおいしかった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする