私学フェアの担当でアトレへ出かける。私学教員の最も大切な仕事である。とはいえ川越東についての知識がほとんどない方が見え、しかも後ろで並んで待っている方がいるのに、あまりにも細かい質問がえんえん続くと「われ、いいかげんにせえや」的な心情になってしまうときがある。もちろん顔には出してないつもりだが。感情を意識的に顔に出したり出さなかったりできるかどうかも教員の重要な資質であろう(けっこう出てる?)。
学校へもどって現代文の予習と「学年だより」。内田樹・平尾剛『合気道と武道の間に』(朝日新書)の「(ラグビーで)いちばんたいせつなのはグラウンドのなかで育てた力をグラウンドの外でどう生かすかですよね」という話を紹介し、勉強も同じだと書いた。部活もまさしく同じだ。吹奏楽部で音楽を学ぶのはあたりまえだけど、みんなで音楽をつくるかとはどういうことかを学び、みんなでひとつのことをなしとげるとはどういうことかを学ぶ。吹奏楽とはそういう意味では手段である。楽器がうまくなる方法を体験できた子は、その他の分野でもその方法論を利用して上達の道筋を見つけることができる。私自身、吹奏楽部の顧問になって、なるほど部活とはこんな風に運営するのかとはじめて勉強した。なるほど楽曲というのはこんな構成になっているのか、つまりこれは小説の構造ときわめて近いと納得したこともあった。それから物事を学ぶには専門家に学ぶのが一番だということも身をもって知った。まさしく吹奏楽を通して学んだといえるわけで、そういう意味では勉強させてもらいながら給料もらっているとも言える。授業料もけっこう払ってはいるけれど。
学校へもどって現代文の予習と「学年だより」。内田樹・平尾剛『合気道と武道の間に』(朝日新書)の「(ラグビーで)いちばんたいせつなのはグラウンドのなかで育てた力をグラウンドの外でどう生かすかですよね」という話を紹介し、勉強も同じだと書いた。部活もまさしく同じだ。吹奏楽部で音楽を学ぶのはあたりまえだけど、みんなで音楽をつくるかとはどういうことかを学び、みんなでひとつのことをなしとげるとはどういうことかを学ぶ。吹奏楽とはそういう意味では手段である。楽器がうまくなる方法を体験できた子は、その他の分野でもその方法論を利用して上達の道筋を見つけることができる。私自身、吹奏楽部の顧問になって、なるほど部活とはこんな風に運営するのかとはじめて勉強した。なるほど楽曲というのはこんな構成になっているのか、つまりこれは小説の構造ときわめて近いと納得したこともあった。それから物事を学ぶには専門家に学ぶのが一番だということも身をもって知った。まさしく吹奏楽を通して学んだといえるわけで、そういう意味では勉強させてもらいながら給料もらっているとも言える。授業料もけっこう払ってはいるけれど。