折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

アブラハム・ダービー ~ 未来予想図・バラ版 ~

2009年05月09日 23時54分45秒 | 立夏
                 □ アブラハム・ダービー
           (Abraham Darby/S/1985/D.Austin/England)
            こじんまりとした木立に、大輪が五つくらい。
            私がイメージした「未来」は、これくらい…。

◇ 連日の夏日、昨日の最高気温28℃に、今日の27℃、暑い一日でした。
  庭のバラもさすがに驚き、つられてこっちも驚く、そんな次々の開花。
  一番花のオンパレードにうれしいやら、もう少し待ってほしいやら…。
  でも、大好きな(好みの)イングリッシュ・ローズに向かって、ホッと一息。

     
       □ 庭では南側、これで三シーズン目の開花です。

◇ バラ園芸の好きな方は、バラの仕立てにも「好み」があると思います。
  バラの性質・特徴にもよりますが、例えばイングリッシュ・ローズのシュラブ。
  私は、せいぜい1mくらいの木立ちに、花開く姿を思い描いてました。
  まだまだそうならないと思ってましたが、ハードルが低いのでまあまあの姿。

     
       □ 繊細で深遠なアプリコット+サーモン・ピンクです。
 
     
       □ 私には十分過ぎるくらいの花の姿、視界良好

◇ 自分が思い描いたとおりにはならないもの、「趣味の園芸」の世界です。
  「趣味」にはレベルもあるでしょうが、初級・中級・上級…なら私は入門止まり。
  「それがどうした」って、真実を突かれても、内心は遠慮がちに反発します。
  「趣味やないか」単なる「趣味」に「上を目指す」「極める」気はさらさらなくて…。

     
           □ コンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン
   (Comtess Cecile de Chabrillant/HP/1858/Lambert/Germany)

     
  □ 待ってたら咲いてくれずに、放置したら咲くバラもあるんですね。

◇ 「NHK趣味の園芸」にビギナーズ用ができて、カチンときたことがありました。
  「園芸」の真似事を「趣味」と呼ぶのに、初心者はこっちこっちとばかりに…。
  「趣味の園芸」に「好きな園芸」に、基本はあっても難易度なんてありません。
  バラも、あれもしなさい、これをやっちゃダメ、所詮趣味なのに…基本を教えて!?

     
    □ ワイルド・エドリック(Wild Edric/S/2005/D.Austin/England)

     
        □ 昨年秋に地植えの大苗、一番花、初咲きです。

     
   □ 初心者も何もなくて、普通に植えたら咲くのが、バラの花です。

                
           □ おそらく原種のバラでしょう。
             バラの大好きな方にいただいた株。
             この三年間、数mもシュートを伸ばし続け、
             四年目でようやく開花に至りました。
             気長に待つことの大切さ、忍耐も…。
             継続は力なり。

     
       □ リビングの窓、パカラ(Paccarat)の眺める先…。

     
               □ ジャック・カルティエ
       (Jacques Cartier/P/1868/Moreau-Robert/France)
      趣味の園芸、むずかしく考えることは一つもないと思いますし、
        むずかしいことをする必要も一つもないと思います。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする