折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラの花、それぞれの佇まい。

2009年05月21日 22時21分38秒 | 小満
                   □ レディ・ヒリンドン
        (Lady Hillingdon/T/1910/Lowe & Shawyer/England)
            落ち着いた、アプリコット・イエローという色。
            うちの庭では珍しい、半剣弁高芯咲きです。
            紅茶の香り漂うバラ、今シーズンが初咲きです。

◇ 朝から湿りっ気の多い風、帰宅時をにわか雨が狙い打ちでした(雷雨)。
  梅雨の走りのような、ぐずついた日々の到来でしょうか。
  空を見上げてもうっとうしいだけですので、大地を見ることに。
  道路を走っていたら(車が)、麦畑が色づいてきました(麦秋)。

     
     □ シャルル・ドゥ・ミル(Charles de Mills/G/before 1746)
        整然として、ロゼット咲きのお手本みたい。
        心を打つ、深く味わいのあるピンクです。
        ロマンチックなオールド・ローズの一つと思います。

◇ 暦では、今日、二十四節気の一つ「小満」
  万物が次第に成長して一定の大きさに達して来る季節。
  バラを見ていますと、なるほどそれが感じられます。
  そして紫陽花も、ちらほら色付いて来ました。

     
                             (2009年5月19日)
     □ 萼紫陽花、色づいてくると自ら光を放つかのようです。
       クレマチス・パテンス系「ミセス・スペンサー・キャッスル」
         (Clematis patense 'Mrs. Spencer Castle')
       オールド・ローズ「ソレイユ・ドール」(Soleil d'Or/HFt)

     
      □ 涼しげなミニバラ、オプティマ・シリーズだと思います。 

◇ 春を待つ思いは、皆持ち合わせてます(暖かさへの期待感)。
  でも夏を待つ気持ちって、そんな表現はあまりないでしょう。
  夏休みを待つ気持ちは、今もよく理解できます(学童、学生)。
  二十四節気の「小満」とは言っても、ややピンと来ないですね。

     
                             (2009年5月19日)
    □ ハーロウ・カー(Harlow Carr/S/2004/D.Austin/England)
      さわやかな季節をたっぷり吸い込んだような中輪のバラ。
      花の色は、これが純粋なローズ・ピンクだそうです。

     
              □ バロン・ジロ・ドゥ・ラン
      (Baron Girod de l'Ain/HP/1897/Reverchon/France)
         濃い紅のような花がきれいなのですが…。
         とにかくウドンコ病が難点で、つる誘引を断念。

◇ 一年目、大苗を買って鉢に植えただけ、100%不安の心理状態。
  最初から、初年度はすべて鉢植え、翌年は地植えを基本としました。

  二年目、すべてのバラを3分の1に強剪定、当然ながら失敗株も出現。
  チュウレンジハバチの幼虫による、葉っぱの食害が、結構ありました。

  三年目、真冬、ほとんどのオールドローズは、先端から3分の1程度の剪定。
  逆に、イングリッシュローズは、株元から3分の1の剪定。
  基本さえ押さえておけば、何とかなると納得。

  四年目、バラ中心の庭を決心、いくつかの地植えは花壇にして寄せ植え。
  何の拍子か、花数が直感的には、三倍増くらいに。
  庭がやや立体的に、臨場感すら覚えるようになりました。

     
     □ エグランタイン(Eglantyne/S/1994/D.Austin/England)
         3年前、最初に咲いたイングリッシュ・ローズ。
        エレガントな花の姿に、ただただ魅せられました。
       冬の強剪定、夏の弱剪定、花後の花殻摘みの繰り返し。

 
コメント (4)
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