折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

ハゴロモ・ジャスミン、風の通り道

2009年05月01日 23時34分45秒 | 穀雨
          □ ハゴロモ・ジャスミン(Jasminum polyanthum)
              モクセイ科ソケイ属の常緑つる性低木
 
◇ 五月の花、五月の鳥、五月の風、五月の月。
  五月を、美しさの代表「花鳥風月」に振り分けてみました。
  花も風もいずれも爽やかなこと、それも初夏の薫りをジャスミンに乗せて。
  まだ暦の上では晩春ですが、五月はもう夏の入口なのです。

     
    □ 移動性高気圧から吹き出す風が、この庭も渡ってくれます。 

     
      □ みんなの視線が、すべてジャスミンに向かう頃…。 

     
      □ ジャスミンの春は、大部分が五月の空の向こうに…。   

◇ 五月、待ちに待ったバラの季節の到来。
  この頃は、品種改良+暖冬傾向で一月でも二月でもバラの花は咲きます。
  でも、新しい命の芽生えを見たくて、真冬に剪定(適切かの是非不明)。
  たったの4か月くらいの我慢なのに、バラの花の休みは長く感じます。

     
      □ 「ノック・アウト」の全容、リビングの窓の外、すぐです。
           (Knock Out/F/1999/J.W.Radler/USA)

    
      □ 学生の夏休みより長いお休みのあと、シーズン到来。

     
      □ キモッコウバラにアルバ・セミプレナ、門扉の横です。

     
         □ アルバ・セミプレナ(Alba Semi-plena/A)

     
               □ ジャクリーヌ・デュ・プレ
        (Jacqueline du Pré/S/1988/Harkness/England)
         門扉の横、反対側では、一段と優しげな花の姿。

◇ 今日から6日まで、私は連休です…あと実質5日(残りを数える侘しさよ)。
  驚いたのは、「黄金週間」(ゴールデン・ウイーク)春の季語。
  なるほど、「昭和の日」「憲法記念日」「こどもの日」全部が日本のもの。

   
   (una poesia di oggi)

       五月連休子の恋人の親にも会ひ       安住 敦

     
       □ バラとジャスミンに木漏れ日、いつもの観測地点。

     
            □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Béluze/France)

     
      □ ブレイリー№2(Blairii No.2/Ch/1845/Blair/England)
        この日和で、明日の土曜日には一気に開花でしょうか。

     
  □ アブラハム・ダービー(Abraham Darby/S/1985/D.Austin/England)
    この魅惑的な彩りのイングリッシュ・ローズ、今週末には開花。

◇ 一番花を待つ、はやる気持ちのせいでしょうか、蕾から開花までの長いこと。
  ぼんやり水遣りが多いのですが、ときには目を皿にしての持続的集中力。
  バラの花を愛でる前の「必要条件」病害虫との戦いの日々と思い知るべし

     
  □ ソレイユ・ドール(Soleil d'Or/HFt/1900/Perner-Ducher/France)

     
        □ 光合成に大切な葉っぱに異変、食害です。

     
     □ 葉っぱを裏返したら「お食事中」 すぐに五枚葉ごと切除。
         チュウレンジハバチ(胴体がオレンジ色)の幼虫。
           産卵されて、それが孵化したわけです。
           放っておくと、やがて丸裸にされます。

     
    □ 一月、二月、冬の名残…ではなくて、リスク・マネジメント。
         イングリッシュ・ローズの挿し木、二品種。
       「エグランタイン」に「クイーン・オブ・スウェーデン」

     
        □ 根っこが見えて来ました…ということは、
          個人で楽しむだけ(譲渡制限)…それって何!?

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