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ヘンリー・ヒル サイン マフィアの一員

少し変わったサインを紹介する。これは元マフィアの一員だったヘンリー・ヒルという人物のサインである。彼の波瀾万丈の生涯は「グッドフェローズ」という映画になった。アメリカではかなりの有名人らしい。そうした人物のサインが製造されて売りに出されるということは、アメリカらしいという感じがするが、日本人にはなかなか理解しにくいことのように思える。さらに良く判らないのは、彼の経歴をみると、ルフトハンザ強奪事件の首謀者として逮捕され、そのときにマフィアの全貌をFBIに証言するという司法取引を行い、その後「証人保護制度」の適用を受けた人物だということだ。証人保護制度というのは、検察側の証人として組織犯罪の内部告発を行った人物などに対して、組織に消されないように名前を変え、新しい身分証明書・住所・職業を斡旋したりする制度、と理解しているのだが、どうしてこのような人物の顔写真入りのサインが売りに出されるのかが、理解できない。大昔の話なので命を狙われる心配がなくなったということなのだろうか。このサインの製造業者は彼に何らかの謝礼を払ったのだろうが、そうしたことも日本人の感覚では理解しがたいと思う。
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