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2009年に読んだ本 ベスト10
今年も最後に、今年読んだ本のベスト10(単行本)をあげておきたい。
①「獣の奏者(探求編/完結編)」上橋菜穂子 講談社
書評家をして「今年最大の出来事」と言わしめた名作「獣の奏者」の続編刊行
だった。私も、完璧だった前作に続編があるとは思ってもいなかった。また、
作者自身の「前作の完成後スランプです」という言葉にだまされた。本書には
「完結編」とあるので、さすがに第3作目はないだろうが、油断は禁物という
気もする。
②「宵山万華鏡」森見登美彦、集英社
彼の作品は読んでいるだけで幸せになる。
③「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子 文芸春秋社
今年はチェス小説イヤーと言われたが、私が読んだ本はこれだけだった。チェ
スという小道具の使い方のうまさに感心するばかりだった。
④「テンペスト」池上永一 角川書店
読み応えでいうと今年のNO.1の小説だった。映像化して欲しい作品として
も、今年のNO.1かもしれない。
⑤「新世界より」貴志祐介 講談社
話の構成の面白さが群を抜いていた。
⑥「電車の運転」宇田賢吉 中公新書
鉄でなくても存分に楽しめる1冊。「貨物列車の運転がいかに難しいか」等、
今まで知る由もなかった知識が満載。
⑦「動的均衡」福岡伸一 木楽舎
これまでに読んだ彼の本の集大成のような内容。他の本のように「うならせる
ような巧みな文章」が影をひそめ、判り易さにに徹した書きぶりも、本書の目
的に沿っていて好ましい。
⑧「ミツバチはなぜ大量死したのか」ローワン・ジェイコブセン 文芸春秋社
科学の本だが、前半のミツバチ大量死の原因を探るストーリーは、まさにミス
テリーそのもの。
⑨「製鉄天使」桜庭一樹 東京創元社
本書もいつの間に新刊になっていたのかと驚かされた作品。驚いた分だけ、面
白さも増した感がある。
⑩「この世界の片隅に」こうの史代、双葉書房
本書の紹介で「原爆というものがどのように次世代に受け継がれているかが判
る」と書いた記憶があるが、まさにこの本を通じて、さらに先の世代に受け継
がれていくべきものと思う。
番外~文庫NO.1
「流れる星は生きている」藤原てい、中公文庫
今年は全く迷わずにこの作品だ。ごく最近読んだということもさることながら、
この本に書かれた現実の重さは並大抵ではない。
①「獣の奏者(探求編/完結編)」上橋菜穂子 講談社
書評家をして「今年最大の出来事」と言わしめた名作「獣の奏者」の続編刊行
だった。私も、完璧だった前作に続編があるとは思ってもいなかった。また、
作者自身の「前作の完成後スランプです」という言葉にだまされた。本書には
「完結編」とあるので、さすがに第3作目はないだろうが、油断は禁物という
気もする。
②「宵山万華鏡」森見登美彦、集英社
彼の作品は読んでいるだけで幸せになる。
③「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子 文芸春秋社
今年はチェス小説イヤーと言われたが、私が読んだ本はこれだけだった。チェ
スという小道具の使い方のうまさに感心するばかりだった。
④「テンペスト」池上永一 角川書店
読み応えでいうと今年のNO.1の小説だった。映像化して欲しい作品として
も、今年のNO.1かもしれない。
⑤「新世界より」貴志祐介 講談社
話の構成の面白さが群を抜いていた。
⑥「電車の運転」宇田賢吉 中公新書
鉄でなくても存分に楽しめる1冊。「貨物列車の運転がいかに難しいか」等、
今まで知る由もなかった知識が満載。
⑦「動的均衡」福岡伸一 木楽舎
これまでに読んだ彼の本の集大成のような内容。他の本のように「うならせる
ような巧みな文章」が影をひそめ、判り易さにに徹した書きぶりも、本書の目
的に沿っていて好ましい。
⑧「ミツバチはなぜ大量死したのか」ローワン・ジェイコブセン 文芸春秋社
科学の本だが、前半のミツバチ大量死の原因を探るストーリーは、まさにミス
テリーそのもの。
⑨「製鉄天使」桜庭一樹 東京創元社
本書もいつの間に新刊になっていたのかと驚かされた作品。驚いた分だけ、面
白さも増した感がある。
⑩「この世界の片隅に」こうの史代、双葉書房
本書の紹介で「原爆というものがどのように次世代に受け継がれているかが判
る」と書いた記憶があるが、まさにこの本を通じて、さらに先の世代に受け継
がれていくべきものと思う。
番外~文庫NO.1
「流れる星は生きている」藤原てい、中公文庫
今年は全く迷わずにこの作品だ。ごく最近読んだということもさることながら、
この本に書かれた現実の重さは並大抵ではない。
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