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放っておいても明日は来る 高野秀行

「大学をでたら普通に就職する」という普通の道を歩んでこなかった8人のゲストと著者高野の対談を収めた本書は、著者の言うように、厳しい就職活動に直面している若者を勇気づける少し変わった「就活本」になっている。8人を「自分以上に変わった人物」と著者は言うが、こうした人々と知人友人の関係にある高野自身、そして「西南シルクロード‥」の著者である高野自身が誰よりも、若者を勇気づける活きた見本であることは明白だ。就職前後の子供を持つ親として、この本を子供に薦めるべきかどうか、「めちゃくちゃ面白い本があるよ」といって気軽に渡すかどうか、とても悩ましいところである。(「放っておいても明日は来る」高野秀行、本の雑誌社)
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