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原子炉の蟹 長井彬
原子力発電所のなかで起こった不可解な死亡事件を追う新聞記者達の活躍を描いた社会派ミステリー。今から30年以上前に刊行された本書だが、福島の原発事故のこともあって、再び注目を集めているようだ。原子力産業と言えば、秘密主義というイメージ、何となく胡散臭いというイメージが付き纏うが、本書では,原子力発電所内部の作業現場を描写することで、漠然とした感覚ではない具体的なイメージを読み手に提供してくれる。犯人が密室にこだわっているように見える謎、犯人がわざわざ犯行現場にメモを残す謎の真相などは、原子力発電所という特殊な場所でこそ成立するもので、感心してしまった。巻末の解説に、著者の「原子力発電所には小説のネタが一杯ある」というような言葉が紹介されているが、そうした著者は嗅覚のようなものがこの作品の良さになっている。(「原子炉の蟹」 長井彬、講談社文庫)
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