goo

Know 野崎まど

もしかすると今年一番面白かった本かもしれない。ライトノベルに分類されている著者と作者だが、一部の書評では結構話題になっており、期待を持って読んでみた。内容的には近未来SFで、ライトノベルのテイストは少しだけという感じだ。ライトノベル出身者の作家が一般読者向けの作品で活躍するというパターンが続いているが、この作者もそうした流れのなかで、今最も期待したい作家ということは間違いないだろう。「電子葉」「量子葉」「情報材」という概念も斬新だが、それを一般読者にも判り易く(あるいは判ったつもりになるように)記述してくれるその才能には舌を巻く。個人的には、もう1冊読んでからどういう作家なのかを見極めたい気持ちもあるが、間違いなく、これから台頭してくる稀有な存在という予感がする。(「Know」 野崎まど、ハヤカワ文庫)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )