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2017年本屋大賞予想

今年の本屋大賞ノミネート作品10冊を読み終えたので、恒例の予想。ノミネート作品が発表された段階で既読が5冊、未読が同じく5冊と、例年並みの割合だったが、今年は骨太の大作とか意外な作品といったものがなく、このノミネート作品で読書の幅を広げたいと思っている自分としては少し物足りなさを感じるラインアップだった。読み終えたところで、個人的に最も良かったのは「暗幕のゲルニカ」(原田マハ)で、その次が「i」(西加奈子)と「みかづき」(森絵都)の2冊。このうちのどれかという気がする。その他では、「蜜蜂と遠雷」(恩田陸)も凄いなぁと思ったがこれは直木賞受賞作だし、「コンビニ人間」(村田沙耶香)も面白かったがこちらは芥川賞受賞作なので、この賞にはそぐわないだろう。意外性という点では、「ツバキ文具店」(小川糸)、「桜風堂ものがたり」(村山早紀)の2冊。特に後者は初めからこの賞を狙ったような内容で、この本が受賞したらある意味凄いと思う。

本命:暗幕のゲルニカ

次点:みかづき、i

大穴:ツバキ文具、欧風堂ものがたり

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