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宇宙から考えてみる「生命とは何か?」入門 松尾太郎
太陽系外惑星の観測を専門とする研究者による宇宙科学の入門書。内容の大半は「系外惑星の観測」に関する進歩の歴史と最新の研究についてだが、その研究の進歩によって解明に近づくことが期待されているのが「地球外生命体の存在」ということで、話は生物学や生命とは何かという問題にについても及ぶのが本書の特徴だ。第1章は地動説の登場から地球型(岩石型)系外惑星の存在が明らかになるまでの宇宙科学の進歩について、第2章はアリストテレス以降の博物学や生物学の進歩について、最終章は系外惑星のより精緻な観測を狙う技術進歩という構成で、それらを通じて「地球外生命は存在するか」という問いの解明に近づこうとする研究者たちの努力が描かれている。地球外知性体との接触や交流などは多分にラッキーな偶然が必要だと思うが、地球外生命体の存在の解明はもしかしたら地道な研究の積み重ねでたどり着けるかもしれないとの期待を抱かせる。教科書的な記述が多い本書だが、全編を通じて地球外生命体の発見を目指す研究者の熱意が伝わってきた。(「宇宙から考えてみる「生命とは何か?」入門」 松尾太郎、河出書房新社)
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