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2024年本屋大賞 予想

2024年の本屋大賞、ノミネートされた10作品のうち1冊(レーエンデ国物語)は未読だが現段階で今年も恒例の受賞作予想をしてみたい。9作品を読んだ感想は、今年はとにかく心に残る作品が多かったという印象だ。直近で読んだ「黄色い家」は近年多数書かれている現代日本の生きにくさや理不尽な落とし穴を描く決定版のような作品だし、「水車小屋のネネ」は面白さにおいて圧倒的な傑作だったと思う。一方、他のノミネート作品でも、「星を編む」「リカバリーカバヒコ」など、昨年のノミネート作品の主流だった息苦しさや重苦しさの先にある光のようなものを描いた作品が目立っていて嬉しかった。更に、「スピノザの診察室」「存在のすべてを」の2作品も本当にすごいなぁと感じた。これらの作品はどれが大賞になってもおかしくないと思うが、そうした中で圧倒的に清々しいストーリーだったのが「成瀬は天下をとりにいく」。既に続編も既読だが、とにかく明るいいつまでも読み続けていきたい主人公の成長物語が最高だった。
(予想)
大賞 宮島未奈 「成瀬は天下を取りにいく」
次点 津村記久子 「水車小屋のネネ」
川上未映子 「黄色い家」
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