明治維新後七〇年で日本はいっぱしの軍事帝国になった。その結果、軍事が行き過ぎて戦争事業に首まで浸かって、15年間もがき苦しみ、やっと原爆によって覚醒され、極東の小さな民主国家となった。
軍備を捨て、経済優先で、やっと敗戦後七〇年たったら、山口県 (長州藩)の高級官僚の末裔が国会に現れ、またぞろ爺様の国家観を持ち出して、アメリカから押し付けられた憲法だから、変えたいという。
彼は憲法前文を「みっともない、いじましい」と評価している。そう判断する彼の歴史観、知的教養を信頼できない。彼の尊敬する吉田松陰は”草莽崛起”を唱えた。だから現憲法の前文を必ず理解するはずだ。
松陰神社と松下村塾