大阪都構想が住民投票で否決された。浪花の庶民の矜持であろう。
選挙で当選すれば、勝利すれば、全権が委任されたという手前勝手な政治家たちに冷水があびせられた結果となった。
真面目に受け止めない思いあがった政治家が近頃はあまりに多い。
よく考えれば、この種の政策は住民の側から発議されるべきものであろう。上からの押し付けは大阪らしくない。
逆に大阪市が拡大し、大阪府を徐々に参入していくのが自然。大きな大阪市になれば、必然的に政令市の枠に収まらなくなる筈。
しかし、今までの維新のやり方は、妙に不自然で強引で、そこに動機の不純が疑われる原因がある。
このコロナ禍でムリヤリに大阪都構想をやる意味と失政が問われるべき。
このためにどれだけの金を使ったのだろうか。市も府も、地道で謙虚な政治に戻ってほしい。
烏帽子岩がちょっと見える