昔、喫茶店でも、飲み屋でも、タダでマッチはくれた。百円ライターもタダでくれたこともあった。
それは店の表現や個性の形、つまり商品と一体のものだった。
今は、レジ袋も環境の為だと嘘をついて、末端の経費を節減しょうとする。
その利益は何処に行くのか?どうせ企業主や経営側に行くのだ。
従業員には還元されないのに、「レジ袋いりますか?」と声を嗄らす。
店の個性や表現は均一化した。「みんなで貪欲に儲ければ恐くない」という論理でもあるまいに。
崎陽軒や牛丼屋、スタ・バー・MUJI・マック等は、個性を大切にしているのだろう。
儲け・利潤とその背理の欲望が判断基準の「新自由主義」というのは如何なものか!
決して新しい考えではなく、むしろ「利益至上主義」。
いや「貪欲主義」と言い換えてもらいたいものだ。
マルジェはセンター街のどん詰まりにあった。螺旋階段の地下があった。