民主党以降の自民党政権下では、「コメントを控える」という決まり文句が、かつてのスガ官房長官記者会見を発信源として世間一般に流布された。
決して世間は認知したわけではないが、メディアが引き下がるので、その決まり文句が使用されている。
その結果として、町の一企業や役場(そう言えば、阿武町も使った)まで、都合の悪いことは、権力あるなしに関わらず、歯をむき出してこの言葉を使う。強弁すれば何でも通る国になったのかも。
先日は「コメントを控えます」という有言の拒絶ではなく、解っていることを敢えて言わない、何処かに気を使ったような変な報道があった。
その事件では「特定の宗教団体」と云い、現実に存在する宗教団体名の公表を避けた。外国メディアやネットなどの小メディアは既に「旧統一教会」という名称が流布されているにも拘らず、大メディアはその姿勢を押し通した。
理由は分からないが、大メディアが知っていることを敢えて教えないという愚劣な行為に出た。
また別に、参議院選挙まで終始「言論への暴力」と表現としたが、その時点で言えることは、言論(演説)を止めたが、それ以上に政治的な意味があったのか、その言説は正しいのか?
ともあれ「旧統一教会」は何処までこの國の自民党に、そして野党も含め政治にどれだけ侵食していたのか、空恐ろしい気がする。これからメデイアは何処まで報道するのだろうか。もしかしてメディアにも入っていたら、…。
気がつけば蝉時雨。そして空蝉か、…。
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