玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

近頃の公人と私人

2021-12-13 19:13:35 | 時事

公的医療機関でもコロナ患者を排除することを知った。昨日までの主治医がコロナと知れば、急に冷酷になるのも知った。主治医じゃないとワクチンも打ってくれないことが判った。

公と私の境界が段々解らなくなったような気がする。公部門を私部門が侵食するのは案外簡単だった。いつの間にか世の中が変わって行った。

思えば、小泉―竹中時代に世の中は「官から民へ」の宣伝にすっかり踊らされたような気がする。あの頃ボーとしていた我々庶民に政権からの「公」金を使った情報操作が始まったのかもしれない。

そして、近頃は「公」ということを明確な概念を持たない人が政治家をやっていることがよく解った。国会議員とはまさに公人である筈だ。都合の良い時だけ公人で、都合の悪い時は私人という。

アベは公務員の秘書を何人も付けた自分の妻は私人と言った。スガは総務省の許可権のもとにある企業に勤めさせた息子を他人と言った。

イシワラは自らの政治団体がコロナで儲からなくなったので、国から企業のようにお金(「雇用調整助成金」)をもらった。

なんか「公」と「私」の境界がまるで解っていない政治家が、何故だか偉くなる。不思議な政治状況だ。

今日の富士山

 


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