玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

法務省は特殊な官庁 ―「法の番人」㈣ ―

2024-12-26 10:38:41 | 

法務省には省から独立した検察庁(独任官庁)がある。法務大臣は指揮権を持つが、個別事件には検事総長に対してのみ発動できる。特捜部は東京・名古屋・大阪にある。

一般業務としては、刑法民法の整備、刑務所・少年院の運営、保護観察の執行、登記等の管理、人権啓発の事務があり、外局には、出入国管理庁、公安調査庁などがある。

法務省の要職は検察官(法曹資格を有する)が占めることになっている。総合職でも法曹資格が無ければ事務次官になれない。また、事務次官よりも高位の職にある官吏が10人いる。【検事総長、最高検察庁次長検事、全国8か所の高等検察庁検事長】

要するに、法務省は特殊な官庁であり、検察官以外には出世できない。それで岸田内閣の時にH法務大臣は仕事は死刑のハンコを押すだけと云ったのか。

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ちなみに、法曹資格を得るには司法試験に合格しなければならないのだろうが、旧試験制度では合格率は2%程度で500人位の合格者であったが、現在の制度では、法科大学院卒業後5年以内に65%が合格し、年1500人位の合格者数らしい。

この変化はこの圀の司法にどんな影響を与えるのだろうか。そう云えば、兵庫騒動では怪しい弁護士が大勢出てくる。

 


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