玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

『詭弁社会』から考える (終)

2024-09-14 10:33:38 | 映画

思い起こせば、安倍政権下で行われた菅官房長官記者会見がこの国の報道を劣化させた元凶ではないか。

あらかじめ事前に質問答弁ができていて、それを守らない記者は記者クラブから追放される。記者クラブとは、記事をもらう側の卑屈な掟社会だった。

あの記者会見で自由にモノが云えたのは、東京新聞の望月衣塑子と外国通信社の記者だった。朝日の南氏は掟を破ったのか、結局沖縄の新聞社に転職した。

山崎雅弘の言う『詭弁社会』の詭弁は、手の込んだ詭弁なんか必要なく、単に、権力側の記者クラブ内の「強弁」「脅迫」でしかない。

哀しいことに、記者クラブは、警察にも、各省庁にも、各自治体にもあり、とくに近頃では、兵庫県庁の「嘘八百、…公務員失格」を黙って伝えた記者たち。少し前は都知事の「選挙に利用された記者会見」等々、あらゆる処で権力側の強弁が繰り返されている、…。

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