キキ便り

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ごっこ遊びが大好きな自閉症児もいるんです

2007-12-18 09:31:10 | 自閉症アメリカ教育事情
11歳の自閉症の息子は、最近「飛行機ごっこ」に凝っているんです。

彼はフライト・アテンダントとパイロットのダブルキャストで、食事や飲み物を運んでくれたり、機内アナウンスで天候の様子や到着時間などを教えてくれるんです。「あと10分でロンドンのヒースロー空港に到着です。現地の天候は晴れ。気圧は。。。。」

これもPCソフト「flight simulator」の影響なんでしょうかねえ。機内アナウンスの台詞は、びっくりするくらい本物っぽいんですよ。

途中マッサージやお灸もしてくれたり、映画はお好みのものを何でも上映してくれるそうです。サービス満点の旅客機です。

一般的に、自閉症児はごっこ遊びが苦手らしいです。相手の視点で物事を見る目や、コミュニケーションのやりとりが難しいからなんでしょうね。

うちの場合、私が幼児教育専門ということもあり、息子が小さい頃から意図的にごっこ遊びを取り入れてきました。「バースディーパーティごっこ」は、息子が3歳の頃、約半年くらい続いたんです。小道具や設定をどんどん膨らませていって、いろいろなバージョンのバースディパーティをして、とても楽しかったです。

カラフルな粘土や積み木でケーキづくり
家にあるおもちゃを箱に詰めて、プレゼントごっこ
プレゼントを売るお店屋さんごっこ
ぬいぐるみのお客さんを交えてパーティ
パースディ会場のデコレーションづくり

今となれば、懐かしいです。飛行機ごっこも、さらに発展していくと、楽しいだろうなあ....。この年齢になれば、息子のアイディアにお任せです。
コメント (4)
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