キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

学校に通い続ける息子

2009-01-21 06:01:36 | 自閉症アメリカ教育事情
今日は葬式気分だから、黒を着ていく、といって黒色の上下で中学校に向かった息子。3連休の後は、登校拒否になる気持ちがよく分かる。

息子にとっては、週末と週日は天と地の差らしく、気分もずいぶん変わってくるらしい。それに対して娘は、休み、学校に関わらずムードも一定。

コドモたちが学校へ出かけた後、しばらく布団の中で、この差を考えてみる。

自閉症の息子にとっては、親しい友達がいない中、毎日回りに適応しようと苦労して過ごすのは、戦場(ちょっと大げさ?)に行くようなもの、かな?反面、友達が多い娘は、すでに「安全基地」もできあがっているので、家にいるのとあまり変わらない。

息子の気持ち、痛いほどよくわかる。小中高校生がそれとなく友達と連れ添って仲間をつくっていくのも、「居場所」がない生活が耐えられないからだと推測する。

自分の居場所がないながらも、これが自分の生活だと割り切って学校に通い続ける息子に逆に励まされる。もし私だったら、耐えられないかもしれない。こういう風に苦労したことが、将来ぜひ実になってほしい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする