キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

DAVE PELZER の最新作を読んでみる

2009-01-22 04:44:54 | アメリカ小学校事情
自身の虐待経験を鮮烈に描いたことで有名なDAVE PELZER。3部作の「A child called it」「Lost boy」「The man named David」は、大学院時代に幾つかのクラスで読む機会があったが、中高校でも課題図書として紹介されているらしい。

これほどすさまじいまでの母親からの虐待の描写は、なかなか涙や憤りなしでは読めない。母親はアルコール依存主義であると説明されているが、その当時(70年代)は、学校側で虐待を受けている疑いのある子を通報し保護するという制度は徹底していなかったためであろう。

いろいろ調べてみると、Pelzer氏の兄弟たちが、本や記事などを通して、虐待説を否定したり擁護したりしているらしい。しかし虐待を受けた本人にしか知られていないことも多々あるだろうし、虐待でトラウマをうけた行動を、周りに誤解されて受け止められていることもあると思う。

今回読み始めた本は、「Moving Foward」(前進する)というタイトルで、過去の苦しみ、傷、許せないという気持ちを捨てて、将来に向けて前向きに進んでいこうというメッセージを自らの体験をもとに読者に送ったもの。

今のところお勧め度は??だけど、このように自分の逆境を糧にして前向きに人生を操縦していることに、勇気を与えられる人は多いに違いない。
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Beth MooreのBible Studyを始める

2009-01-22 04:08:40 | アメリカ便り
アメリカのクリスチャンの間では、かなり有名なBeth MooreのBible Study

Beth Mooreは、私たちが以前住んでいたヒューストンのメガチャーチ、First Baptist Churchのメンバー。そこで女性向けにバイブルスタディを始め、いまや全米どこの教会に顔を出しても、Beth Mooreのバイブルスタディが行われているというほどの人気の高さ。

普通のBible Studyとちょっと違うのは、毎日宿題があって、ワークブックに沿って聖書を読んだり、質問に答えたりと、30分位勉強することになっている。

私にとっては、Beth Mooreシリーズを使って学ぶのは、今回で4回目。今始めたシリーズは、旧約聖書のダニエルの生涯が焦点。繁栄の古代都市バビロンと現代のアメリカに共通点を見出しながら、どう歩むべきかということを、聖書を解き明かしながら学ぶことになっている。

今日は、「高潔」というテーマについて学ぶ。ダニエルがバビロンに捕囚されて、さまざまな誘惑にも負けずに自分の信仰を貫いた「高潔」という人柄について説明された箇所を読みながら、自分の歩みを振りかえさせられる。

Beth Mooreの解釈によると、「高潔」な人とは、たとえどんな状況にあっても、誰と対応していても、「一貫性」のある人で、その人の人柄が自然と外側にじみ出ている人。どこを切っても同じ顔の金太郎飴のようなものかな?そして周りに影響されることのない人。

反面、自分を振り返ってみると、状況によって喜怒哀楽が激しく変わってしまい、ムードが揺れ動いてしまう気分屋。たとえば、人からの反応によって、その日落ち込んだり、はしゃいでみたり、周りにかなり左右されがち。特に、自分の家族には結構不機嫌な顔を見せてしまうこともあるし、コトバも厳しくなることもあり、反省の余地あり。。

ということで、自分を振り返りながら、進めていくBible Study。このシリーズでどんなこと学べるかが楽しみ。

詳しくは、http://www.lproof.org/#
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