キキ便り

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自閉症児の中学生活

2010-02-06 03:02:03 | 自閉症アメリカ教育事情
自閉症の息子は、前学期と引き続きセラピー&カウンセリング関係のプログラムに参加しています。毎日予定が詰まって、忙しい生活です。でも部活や塾通いの日本の中学生に較べれば、ずいぶんリラックスしていますよねぇ~。

月曜日:昼食時にフレンドシップグループに参加。大学の臨床心理学の学生の指導のもとで、友達をつくるのが苦手な子どもが集まり、ソーシャルスキルについて学びます。息子はしぶしぶ参加です。

放課後は、乗馬教室。といっても、馬に乗るよりは、むしろお世話をすることで相手の気持ちや立場になって行動することを学ぶそうです。担当の先生によると、息子は「Speed Grooming」(すごい速さで自分のペースで馬の手入れをする)の傾向があるらしいので、馬(相手)のシグナルを読み取ることを学び、対人関係の向上につながって欲しいです。

火曜日:ジャズバンドの早朝練習。放課後は教会の中学生プログラムに参加し、おやつを食べたり、ゲームなど。

水曜日:なし

木曜日:ジャズバンドの早朝練習。

金曜日:大学の臨床心理学の学生と昼食時にカウンセリングの時間。

土曜日:なし

日曜日:夜に、教会の中学生グループの集まりに参加。

スポーツ関係のことは全然していないんですが、登校、下校と重いサックスホーンとバックパックを抱えて、坂を登りながら学校に通うのは、筋力と持久力の保持になっているみたいです。息子の話によると、学内のマラソン大会やスポーツテストでかなりスコアが上位の方だそうで、毎日のささやかな苦労が無駄になっていないので嬉しいです。車で送り迎えの生活だと、校庭を走るのも息切れしそうです。
コメント (2)
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