先日、息子と夫と一緒に今話題の映画、犬ケ島 (Isle of dogs)を見に行ってきました。日米合同のアニメーション映画で、監督は、数々の賞を受賞した映画「グランド・ブタペスト・ホテル」の監督として知られるウェス・アンダーソンです。
日米の著名な俳優が数多く声優として出演しているのも見ものですが、優れたユーモアのセンス、お見事でした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E3%83%B6%E5%B3%B6
どの場面で笑うのか、文化のセンスによって違うようです。例えば俳句などの日本文化に詳しい夫は、他の観客よりもユーモアを理解していたようで、笑いっぱなしでした。ところどころ、日本文化の本物らしさを観客に感じさせるためか、わざと英訳していない場面が多くみられ、日本語の分からない人にとってはフラストレーションを感じさえる映画なのかもしれません。でもこういう映画もあってもよいのではと思いました。
アニメということで小さい子ども連れの家族などもいましたが、意味が理解できないためか、途中で集中できずうろうろしている姿も見られました。
ダイバーシティーの授業を大学で1年に一度講義しているのですが、この映画を学生に見せて、自己の異文化体験について感想を書かせると面白いのではと思いました。お寿司を食べたことがない、という学生が意外と多いのです。
レビューは非常に高く、Rotton Tomatoesでは91%, IMDb 8.1 です。
https://www.rottentomatoes.com/m/isle_of_dogs_2018/