キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

高校生ジャズバンド

2007-12-10 02:43:42 | アメリカ便り
金曜の夜の大学のパーティでは、高校生4人のアマチャア・ジャズバンドがパーティを盛り立ててくれました。うちの学科長の息子さん2人とその友達2人で形成されているバンドです。格好いいでしょう。皆、クールな表情で1時間近く演奏してくれました。すご~い!パチパチ、拍手喝さいです。

ピアノを習っているうちの息子も、いつかあんな風に演奏できたらいいな。最近やっと「Entertainer」を演奏できるようになったんですよ。ラグ風で、お洒落なカンジの曲です。レパートリーがどんどん増えていったらいいね~と思っている私たちです。

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眠れない夜

2007-12-09 15:42:55 | 博士課程で学んで
アメリカに移住してから、時々夜中にはっと目が覚めて、いろいろなことを考えてしまって眠れないことがあります。日本でも忙しく仕事をしていたけど、仕事のことが気になって眠れなかったことはなかったような...そう考えるやっぱりプレッシャーの中で生活しているんですね~。

ペーパーの締め切りで頭が爆発しそうになった時。
夜の院の授業から帰ってきて、頭がランラン冴えてしまった時。
授業を教えた後「ああしたほうがよかった~」と後悔ムードに陥る時。
「やらなければならないこと」と「できること」のギャップが大きすぎる時

特に、大学院という特殊な環境の中で生活していると、人間の価値が、「研究業績」で図られるように錯覚してしまうのです。論文発表の数、発表したジャーナルや学会のランクの高さ、獲得した助成金の額やランクの高さ、受賞した賞や奨学金の知名度などで、お互いをライバル視してしまうような...まさしく「競争社会」です。

自分の仕事を愛し、情熱を持っていても、このような空気の中で過ごしていると、時々どのように仕事と距離を取ったらよいのか分からなくなってしまうことがありますね。このアカディミアにおける競争は、一時的でなく定年退職まで続いていくんです。かなり強靭な精神力と秀でた能力がないと、太刀打ちできませんよね。しかも、語学のハンディを抱えながら、子育てと両立させていくには、プラス「楽観性」(ケセラセラ)も必要なんでしょうね。

近頃、凡人の私に今できることは、「精神力」づくりじゃないかと思っています。私のアドバイザーが、「顔の面が厚くならないとやっていけない」と諭してくれましたが、本当にそうですよね。一つずつの出来事を、全部抱え込むんじゃなくて、小さなことは水に流してしまうこと、大切ですよね。この点で、Richard CarlsonのDon't sweat the small stuff(小さなことにとらわれない生き方)シリーズの本が役に立ちそうです。

それから「楽観性」にしても、これがだめながら次の道が開けるみたいな風に、何事も手綱を緩めておくこと、精神衛生上大切ですよね。オットが約2年間就職活動で苦労した経験から、教えられました。決まりそう!と思ってた仕事が次々にだめになってしまって、そのたびに二人とも落ち込んでしまったけど、結果的に与えられた今の仕事が一番条件が良かったみたいです。

プレッシャーと上手につきあえますように、これが今の私の目標です。

















 
 
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クリスマスパーティ三昧

2007-12-09 05:52:40 | アメリカ便り
12月に入ると、週末はパーティ続きです。

昨日は、私が1月から非常勤として就職する学部のHoliday Partyに招待されました。普通にしていればいいんだろうけど、この学科のFaculty positionに応募したばかりの私にとっては、少し緊張しましたね~。家族ぐるみで参加できるインフォーマルなパーティだったけど、どんな風に評価されているんだろう、という思いがついてまわりました。

今日は、最近通い始めたチャーチの女性だけのクリスマス・ブランチ・パーティでした。昨日と引き続き、食事持ち寄り会(Pot Luck Party)。ブランチだけあって、キッシュ、マフィン、フルーツが盛りだくさんです。食事持ち寄りのパーティのアイディア、いいですよね。昨日のパーティもそうだったけど、お金かからないし、家庭的な雰囲気があって、くつろげるような気がしますね。

来週は、オットの職場でのパーティが、2つ予定されているんですよ。1つは、ボーリングパーティ。ボーリング場を貸しきって、ピザを食べながら、わきあいあいというセッティングです。もう1つは、うちが招待しているデザート・パーティ。皆にデザートを持ち寄ってもらって、ゲームしたり、プレゼント交換をする予定。息子は、この夏バースディ・プレゼントにもらったWiiのゲームをお披露目できるので、嬉しいみたいです。オットの職場には、子どものいる人が多いので、20-30人くらい集まるんじゃないかな?我が家で大きなパーティをするのは、久しぶりです。

また、結果を報告しますね~。
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データー保管に四苦八苦する博士候補生

2007-12-09 01:37:24 | 博士課程で学んで
論文にとりかかっていると、忘れてならないのは、データーの整理です。だんだんデーターが増えてくるにつれ、管理を怠ってしまうと、何が何だかわからなくなってしまいます。今のところ、データーのバックアップとして2種類のUSB Driveに取っておくようにしています。ある教授の話だと、家が火事になってデーターが焼けてしまったりすることもあるので、昔は冷凍庫に保存したとか…でももし冷蔵庫も焼けてしまったらどうなるんだろう?なんとも思ってしまって……銀行の金庫にでも、データー預けておいた方がいいのかしら?

うちの場合、コドモがコンピューターを使うこともあるので、寿命がかなり短いんです。CDドライブにクレジットカードを入れられたことも!お店でクレジットカードを使う姿を見て、何でも手に入れる魔法のカードだと思ったんでしょう、と妙に納得した私です。ということで、コンピューターのハードドライブに保存しておくだけだと、アブないんです。

一度、学術雑誌への掲載のために1年以上分析し続けたデータをコンピューターの故障とともに、失ったことがありました。その時は共同研究していたアドバイザーがちゃんとバックアップのデーターを取っておいてくれたので助かったけど、呆れられてしまいました。彼女は、データーは3カ所の異なった場所に保存しておくそうです。見習わなければならないですよね。急がば回れ??です。

落とし穴だったのは、OutlookのEmailも故障と同時に失ってしまったこと...知人からのメールアドレスも含めて、大切なEmailでのやりとりが全部なくなってしまって、うっ~ その教訓を踏まえて、博士論文に関するアドバイザーとのメールのやりとり、ワードに落としてとっておくようにしてます。きっともっと効率いいやり方あるに違いないんだけど...知りたいです。
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視力回復に向けての小さな願い

2007-12-06 02:35:55 | アメリカ便り
 娘がメガネ生活を受け入れるまでには、時間がかかりそうです。

 やっぱりメガネをかけなきゃいけないって言われたことがショックだったのか、いつになく早い時間にもう寝ると言いました。目を使いすぎないように、との考えらしいです。そしておやつには、キャロットを食べると言い出しました。ビタミンを取ることで、視力回復を願っているみたいです。今朝のお弁当のサンドイッチにも、キャロットとフジリンゴを添えました。娘からのリクエストです。

 こういう一生懸命な姿を見ていると、何とかしてメガネをかけなくてもいい方法を探してあげたいです。インターネットで少し調べてみると、近視はやはり遺伝のチカラが大きいらしく、環境要因としては目を使いすぎない、暗いところで本を読まない、ビタミンAをとる、などの心がけで視力悪化を防止できるようです。

 中国旅行に行ったことのあるオットの話によると、細かい刺繍のお土産品で生計をたてているある村では、近視の人は一人もいないそうです。観光ガイドの話によると、村人たちは、朝ごとに目の体操をするんですって。オットは、その体操の仕方を少し教えてもらったみたいで、顔をゆがませながらデモンストレーションしてくれたけど、本当なのかなあ....

 コドモの近視判明をきっかけに、私たちのライフスタイルも少し見直しです。本の好きな娘は消灯後に、こっそり本を読んでいたりすることもあるんで、やっぱり見てあげないといけないですよね。目を使う、コンピューターゲームなどの時間も、一応1日1時間までと決めているんですが、守れなくてついだらだらとゲームしていることも....特に自閉症児にとってコンピューターは「コケイン」(麻薬の一種)みたいなもので、できるだけやめさせた方がいいとも聞いたことがあるので、要注意ポイントです。

 その他、視力悪化防止のいい情報があったら、ぜひ教えて欲しいです。

 
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メガネ姿も格好いいと思うんだけど

2007-12-05 12:30:21 | アメリカ便り
 とうとう、娘はめがね少女の仲間入りです。

 いやだよお~と抵抗しながらも、めがね屋さんで、ファンキーでトンでもないデザインのめがねを選んでいる様子をみて、少し安心しました。ひょうきんな性格は得ですよね。おどろいたのは、色やデザインの違うフレームを10ケ選ばせてくれて、それをしばらく家に持ってかえって、じっくり決めてもいいそうです。家や学校でかけてみたりしながら、納得いくまで検討できるなんて嬉しいサービスです。

 その様子を傍らでみていた息子は、ボクは絶対コンタクトにする、と言い張っていました。息子の視力も少し悪そうなので、一応アポをとりました。自閉症+日本人とのハーフ+めがね少年となると、彼の許容範囲をはるかに超えてしまって、爆発しそう~。めがね姿も知的でなかなか素敵だと思うのですが。いかがなものでしょう...

 私の視力も悪いので、遺伝なんでしょうか。コドモたち、ごめんなさい!
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アメリカ人になりたい息子

2007-12-05 07:22:32 | 自閉症アメリカ教育事情
 今朝、11歳の息子は鏡を見ながら、髪の毛を金髪に、せめて茶色に染めたい、と言い出しました。正真正銘のアメリカ人になりたいそうです。

 そして、ママが日本人じゃなくて、アメリカ人だったらなあ、と愚痴をこぼし始めました。これは、今までにもあったことです。自閉症を持っているだけでも、人と違うのに、日本人のアイデンティティまで抱え込めないということらしいのです。

 それを聞いてた9歳の娘は、「私は半分日本人でよかったと思っているよ~。友達だって私から日本語習いたいっていってる」とほっとする言葉をいってくれました。母親の気持ちを少し軽くしようという娘なりの思いやりです。

 学校で、アメリカ至上主義を教えられているとは思いませんが、大多数の子どもが白人系の学校では、子どもたちや先生の意識も偏ってくるのでしょう。アジア系の子どもたちは、いくら勉学に優れているといっても、見た目に小柄だったり、英語が第二ヶ国語だったりすると、どうしてもDifference (違い)ではなくDeficit(欠陥)という視点で見られてしまうのかもしれません。子どもはそういう感覚に敏感です。

 アメリカ人のオットと結婚している私は、これまで2度ほどアメリカで「おめでとう」と言われたことがありました。最初は、移民権を取ろうと苦労しているベトナム人のご夫婦。伴侶ということでほぼ自動的に移民権をもらえた私がうらやましかったのでしょう。それからオットの従兄弟からも、アメリカ人と結婚できてラッキーだったねと言われました。これは、アメリカNo 1のニュアンスが漂うコメントです。こういう人ばかりだと私も落ち込むのですが、今のところ少数派です。

 息子が今すぐ、日本人のアイデンティティを受け入れるようになれるとは思いませんが、成長とともにBiracial childとして生まれたことのプラス面を発見していって欲しいです。
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おもてなし

2007-12-03 06:34:28 | アメリカ便り
 昨日の夜は、初めてお客さんをディナーにお招きしました。引越しして、4ヶ月目のことです。

 このご夫婦は、以前私たちが家探しにこの町に来た折に、ディナーに招待して下さったこともあって、軽い感謝の気持ちです。私たちが住んでる町から30分位の素敵なファームハウスに住んでいる家族で、3人のコドモたちはそれぞれ大学生で親元から離れて生活しています。

 カントリー生活、いいですよね。ともかくスペースが巨大なんです。納屋には、高さ5メートルくらいのトラクターが2台収納されていましたね。それから、羊、鶏、牛、ミュールなどの動物たち。夕食に、調理したばかりのビーフステーキが出た時には、びっくりしましたね。私はどちらかというとベジタリアンもじきの食生活なんですが、お肉の好きな人だったら、感激したでしょうね。ともかくスケールからして、違うんです!

 うちの場合、冷蔵庫と相談しながら(笑)、スモークサーモンの押し寿司、カリフォルニアロール、わかめとお豆腐の味噌汁、おでん、きんぴらを作りました。デザートは、雑誌Real Simpleで見つけたレシピ、洋梨のタルトにバニラアイスクリームを添えました。まあ、たいしたものも作れなかったけど、おもてなしはココロですよね。「ごぼう」「こんちゃく」とか、英語でなんていうか思い切り忘れてしまっていたので、説明に苦労した私です。

 オットは食後に、手づくりのカプチーノを披露しようとワクワクしていたんだけど、マシンの調子が悪くて、カフェオーレになってしまいました(笑)。あわ立つはずのホットミルクがそうならなくて、がっかり。9年もたてばマシンの調子が悪くなっても仕方ないのかな?


 夕食後は、残念なニュースが!私が籍をおく大学のフットボールチーム、残念なことに負けてしまいました。これで、全米決勝戦への夢は崩れてしまって、大ショック,,,,なんでも順調に行くものじゃないと思っていたけど、悔しいですよね。

 そういうこともあって、お客さんが帰ってからは、今年劇場公開されたファミリー向けアニメ「Surf's up」(ペンギンのサーファーのお話)のDVDを見て、気持ちを立て直しました(笑)。これは文句なく笑える映画なので、ぜひ見てくださいね。
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