「Zガンダムが映画になるんだって」
「きゃーっ。見たいっ!でも今頃なんで?」
「さーわかんないけど、私は最初のよりZの方が好きだから」
「私はZはテレビで見てないので今回はぜひぜひみたい」
「じゃあ・・行っちゃおうか?」
「オッケー」
てなわけでオタクな主婦2人が映画館に向かったとです
あのーー「Zガンダム」
を知らない人もいると思うんですけど・・「機動戦士ガンダム」はご存知かな?
私達が中学生くらいの時に1大ブームを起こしたアニメでねーー
「Zガンダム」はその続編という事なんですよーー
だからいわゆる「ガンダムは私達の世代のものっ」みたいな思いもあったわけで・・・
迷いもなく映画館に向かったとですよーー
しかし!!
月日は容赦なく流れていったのであります(ここらへんケロロ風に・・あ、ケロロっていうのは・・
もう面倒だから説明しない。金曜日の夜6時から東京12チャンネルでやってるアニメ)
まず、12時50分の部を見るためにお昼丁度に映画館で前売りを買う・・・
ここらへんは普通の人と同じ
主婦はここからが違う
マックやミスドで食べながら時間を潰すんじゃなくて、向かいのスーパーの地下へGO
「おにぎりとかパンなら安いかなーと思って」
「ついでにビールも買えるしね」
うふっ
主婦のささやかな反抗・・・それは昼間のビール
彼女は350ml、私は微熱があるのに500ml
で・・とことこ映画館に舞い戻り、映画が始まる時間まで椅子に座ってお昼をパクパク
なーんかここらへんから「私達って浮いてる?」とは思っていたさーー
だって・・お昼なのに食べてる人も飲んでる人もいないし
妙に閑散としてるし
おしゃべりしながらお弁当を広げてる私達って・・もしかして「うるさいおばさん」
に見られているのでは・・・・・・・・・
そして映画を見るために上映室に入り、私達はプシュッとビールの蓋を開けたのね。
話題はアニメや声優さんのことが多かったけど、私がつい最近買った婦人公論から
拾ったネタを披露
「ね・・ハプニング・バーって知ってる?」
「知らない?なにそこ」
「見知らぬ男女がHする為だけに集まるバーなんだって」
「うっそーー風俗じゃないの?しんじらんない」
「そこに集まる女性の年代が50代が多いって話」
「えーーっ!本当?だとすればお見事としか・・私には無理だわ。ふぶきさんは?」
「うーん。私?ヤン・ジヌ君(ヤクソクの彼ね)ならいいっ!」
「・・・・・・」呆れた彼女に目をハートにする私。
「いいじゃないのっ想像するだけなら」
「まっ・・そうね。想像だけならね」
と盛り上がっていて、はっと気づくと、回りにはオタクな20代と思しき
青年達がわんさか
ちょっと心の中で(あんたらフリーター?ニート?社会の常識は知らないけど
歴代ガンダムの放送年代とかキャラの説明ならいつでも出来るってあれでしょ?)
と思ってしまいました
だって・・土曜日の午後よ・・デートしろよ、デート・・
こんなところで男だけでガンダムみて(しかもジュースとポプコーンって所が妙に可愛いぞ)
何が面白いんだ?
だけど・・ちょっと待てよ・・・前の席には小学生の孫を連れたおばあちゃんが座ってる。
それ以外は・・・「女性は私達だけ?しかも・・年長さんかい?」
そ・・そんなっ
「Zガンダムが私達の世のものよっ。あんたらワカゾーにわかってたまるかーーー」
と言いたかったけど、映画が始まったので静かにしたの
私達はビールをぐびぐびと飲みながら映画に集中
ワカゾー達はジュースを飲み飲み映画に集中
手に持つものは違うけど、いい意味で言えば世代のギャップが超えられるかと・・
帰りに誰か「ガンダムの話しません?」ってナンパしてくれないかなーーっと。
期待もむなしく。
だってワカゾー達って映画が終っても始まる前となんら変わらない態度なのーー
私達2人はビールの勢いもあるけど、そりゃあ盛り上がったのよーー
「いやー演出がやっぱりいいよねー。シャアとアムロのご対面で終るなんて憎いっ!」
「でも作画がーもろテレビ版をそのまま使ってるところと新しい絵と違いすぎない?」
「言われて見れば・・」
「ジェリド中尉の声が井上和彦さんなんだよっ!もう感激!」
とまあ、オタクな人にしかわからない会話を大声でしつつ映画館を後に
その後、ご丁寧も私達はガンダムカフェで、
ビールとカクテル(その名も赤い彗星)でばかでかいガンダムの顔を肴に盛り上がったであります
普段、あまり外出できない主婦だもの・・これくらいはいいでしょ
でもその夜、現在放送中のガンダムSEED ディスティニーをみつつ思ったの。
ファーストガンダムやZガンダムが作られた頃の戦争史観とSEED世代のそれは違う。
あの頃は国家の戦争に思春期の子供達が巻き込まれて否応なく心が大人になっていくお話だった。
でも今は子供同士で戦争やって個人的な恨みを晴らすために戦争を利用しているような
そんな印象を持つのよねーー
20数年前と今では「戦う悲しみ」の意味が違う。
よりバーチャルに個人的に幼稚になってる気がします
作り手の方々の世代がそうなんだろうけどね・・・・
「きゃーっ。見たいっ!でも今頃なんで?」
「さーわかんないけど、私は最初のよりZの方が好きだから」
「私はZはテレビで見てないので今回はぜひぜひみたい」
「じゃあ・・行っちゃおうか?」
「オッケー」
てなわけでオタクな主婦2人が映画館に向かったとです
あのーー「Zガンダム」
を知らない人もいると思うんですけど・・「機動戦士ガンダム」はご存知かな?
私達が中学生くらいの時に1大ブームを起こしたアニメでねーー
「Zガンダム」はその続編という事なんですよーー
だからいわゆる「ガンダムは私達の世代のものっ」みたいな思いもあったわけで・・・
迷いもなく映画館に向かったとですよーー
しかし!!
月日は容赦なく流れていったのであります(ここらへんケロロ風に・・あ、ケロロっていうのは・・
もう面倒だから説明しない。金曜日の夜6時から東京12チャンネルでやってるアニメ)
まず、12時50分の部を見るためにお昼丁度に映画館で前売りを買う・・・
ここらへんは普通の人と同じ
主婦はここからが違う
マックやミスドで食べながら時間を潰すんじゃなくて、向かいのスーパーの地下へGO
「おにぎりとかパンなら安いかなーと思って」
「ついでにビールも買えるしね」
うふっ
主婦のささやかな反抗・・・それは昼間のビール
彼女は350ml、私は微熱があるのに500ml
で・・とことこ映画館に舞い戻り、映画が始まる時間まで椅子に座ってお昼をパクパク
なーんかここらへんから「私達って浮いてる?」とは思っていたさーー
だって・・お昼なのに食べてる人も飲んでる人もいないし
妙に閑散としてるし
おしゃべりしながらお弁当を広げてる私達って・・もしかして「うるさいおばさん」
に見られているのでは・・・・・・・・・
そして映画を見るために上映室に入り、私達はプシュッとビールの蓋を開けたのね。
話題はアニメや声優さんのことが多かったけど、私がつい最近買った婦人公論から
拾ったネタを披露
「ね・・ハプニング・バーって知ってる?」
「知らない?なにそこ」
「見知らぬ男女がHする為だけに集まるバーなんだって」
「うっそーー風俗じゃないの?しんじらんない」
「そこに集まる女性の年代が50代が多いって話」
「えーーっ!本当?だとすればお見事としか・・私には無理だわ。ふぶきさんは?」
「うーん。私?ヤン・ジヌ君(ヤクソクの彼ね)ならいいっ!」
「・・・・・・」呆れた彼女に目をハートにする私。
「いいじゃないのっ想像するだけなら」
「まっ・・そうね。想像だけならね」
と盛り上がっていて、はっと気づくと、回りにはオタクな20代と思しき
青年達がわんさか
ちょっと心の中で(あんたらフリーター?ニート?社会の常識は知らないけど
歴代ガンダムの放送年代とかキャラの説明ならいつでも出来るってあれでしょ?)
と思ってしまいました
だって・・土曜日の午後よ・・デートしろよ、デート・・
こんなところで男だけでガンダムみて(しかもジュースとポプコーンって所が妙に可愛いぞ)
何が面白いんだ?
だけど・・ちょっと待てよ・・・前の席には小学生の孫を連れたおばあちゃんが座ってる。
それ以外は・・・「女性は私達だけ?しかも・・年長さんかい?」
そ・・そんなっ
「Zガンダムが私達の世のものよっ。あんたらワカゾーにわかってたまるかーーー」
と言いたかったけど、映画が始まったので静かにしたの
私達はビールをぐびぐびと飲みながら映画に集中
ワカゾー達はジュースを飲み飲み映画に集中
手に持つものは違うけど、いい意味で言えば世代のギャップが超えられるかと・・
帰りに誰か「ガンダムの話しません?」ってナンパしてくれないかなーーっと。
期待もむなしく。
だってワカゾー達って映画が終っても始まる前となんら変わらない態度なのーー
私達2人はビールの勢いもあるけど、そりゃあ盛り上がったのよーー
「いやー演出がやっぱりいいよねー。シャアとアムロのご対面で終るなんて憎いっ!」
「でも作画がーもろテレビ版をそのまま使ってるところと新しい絵と違いすぎない?」
「言われて見れば・・」
「ジェリド中尉の声が井上和彦さんなんだよっ!もう感激!」
とまあ、オタクな人にしかわからない会話を大声でしつつ映画館を後に
その後、ご丁寧も私達はガンダムカフェで、
ビールとカクテル(その名も赤い彗星)でばかでかいガンダムの顔を肴に盛り上がったであります
普段、あまり外出できない主婦だもの・・これくらいはいいでしょ
でもその夜、現在放送中のガンダムSEED ディスティニーをみつつ思ったの。
ファーストガンダムやZガンダムが作られた頃の戦争史観とSEED世代のそれは違う。
あの頃は国家の戦争に思春期の子供達が巻き込まれて否応なく心が大人になっていくお話だった。
でも今は子供同士で戦争やって個人的な恨みを晴らすために戦争を利用しているような
そんな印象を持つのよねーー
20数年前と今では「戦う悲しみ」の意味が違う。
よりバーチャルに個人的に幼稚になってる気がします
作り手の方々の世代がそうなんだろうけどね・・・・