今日はとーーっても天気がよくて
近所のスーパーへヨンジュナとお買い物
帰って来て一息ついたらお友達から電話が。
「ねーねー今、聞いた話。3時くらいに天皇陛下がこのあたりを通るので
警官が一杯出てるって」
「うそっ」
思わず私はベランダへ
うちのマンションは交差点に面しているので、道路はよく見えるわけ。
あらららいるわーー交差点に数人ずつの警官の姿
空にはヘリコプターそして数メートルごとに制服・私服入り乱れ
こんなへんぴで何もない所に陛下がいらっしゃる?
っていうかーーうちのマンションのまん前をお通りになる?
これはもしかしてそうそう滅多にあるもんじゃないかもしれない
いや、一生ないかもしれない・・・ので・・
3時まで指折り数えて時間を潰す(うふっ)
時々ベランダに出て外を見ると、次第に警官の数が増えているような・・・
ついでにどうみてもヤクザっぽい風体のおじさんも増えてる?
1時間前には、マンションの駐車場にまで私服の警備の姿が。そして敷地内にも。
これはもう間違いないでしょう・・・みんな知ってるのかなーー
15分前にヨンジュナを連れてコンビニの前に行く
すると、「どうぞーー」とにこやかなお兄さんに国旗を渡されちゃった
「あらー親切」と思いつつ受け取る。
機動隊のお兄さんや県警のお兄さん達や市役所あたりの職員さんが
数メートルごと、とおりのあっちこっちに立っている
邪魔にされるかとおもいきや、結構親切。
「具合悪くなった人は申し出て下さいね。救護室がありますから」
あらーいたれりつくせり。
ヨンジュナを見た警官のお兄さんは「暑いですよー大丈夫かな」と
声をかけてくれたりして・・・なんだか和やか。
10分前にはぞくぞくと人が集まって、コンビニの前はちょっとした人だかり
「何時頃いらっしゃるんですか」と聞くおじいさんに
「3分前になったら教えますので」と答える警官の方々。
ふーん。いつもテレビで見る国民が旗ふってる光景はこうやって作り出されるのか。
来ている人たちはやっぱりご老人が多い。
それから子連れのお母さん。市議会議員さんやどうみても公務員っぽい人も。
それから・・右翼のおじさんやお兄さん達。
どうやら国旗を配ってたのは右翼の方々だったの?あの人懐っこい笑顔が・・
到着10分前。交差点封鎖。
いやー圧巻
信号がとまって警官が手で車を誘導し、次第に通れなくしていくというもの
あれよあれよという間に道路は一般車がいない通りに。
通行人も信号のところで止められる。
さらにSPを沢山のせた護送車みたいなのがささーーっと通っていく。
白バイも2台ほど通っていったので「もうそろそろかな」と思ったりする。
到着3分前
黄色地に黒で「3」と書かれたパトカーが通り過ぎる・・・
これが「3分前」という意味。
それから「1」と書かれたパトカーが通り過ぎる。
到着1分前。みんなに緊張が走る
やがて・・・ゆったりと白バイと黒塗りの車に先導された
陛下のお車が通り抜けていく・・・・
いっせいに振られる国旗
あらーまーテレビで見るのと同じお顔。でも一瞬・・・・
本当に一瞬だったのよーーー
今日は皇后様はおやすみ。陛下お一人の公務らしい。
ちょっと猫背気味だったけど、穏やかな笑顔で沿道の人々に手を振っていらっしゃった。
私は右でも左でもないけど、天皇陛下がこうやって国民に手を振る・・・
ただそれだけのことなのに、やっぱり特別な感じがしたの
これが「カリスマ性」というものでしょうか。
さて、あっという間に通り過ぎていかれた陛下だけど、これで終わりじゃなかった
「さあ、お帰りは4時50分くらいですって」
誰かがそう言った
みんなマンション横の公園で時間を潰したりするらしい。
私はマンションに戻った。今度はこちら側の通りだから
恐れ多くもベランダからみちゃおうかなと思ったけど・・・やっぱり
外に出ちゃいました。
帰りも行きと同じ。
到着10分前には交差点封鎖。
3分前、1分前・・・・そして!今度は本当に目の前を陛下が通り過ぎていかれた・・・
律儀な陛下は双方の通りに立つ人々ににこやかに手をおふりになる。
日頃、あまり「皇室は関係なーい」と思っている人でも
ちょっとは感動したらしく、みなさん、きゃぴきゃぴと会話が弾んでいました。
普段はテレビでしか見た事のない風景の裏側を見せられたような気がしました。
陛下が通り過ぎるほんの数秒のために、通る道の全てを警備する制服・私服の警官たち。
炎天下に延々と立ち続けているんですよーー
多分午前中から夕方5時過ぎまで
それだけじゃありません。
空にはヘリコプター・・警官を10人近く乗せた護送車が何台?
陛下の車の前にはSPが乗る車。後ろもそう。白バイが最低4台。パトカーが数台。
ここまで人手がかかっているんですね
それが「かかりすぎ」かどうかは別として
実際にはこれだけの人手や経費がかかって・・・
何となく、両陛下が無理してでも公務をこなしていく気持がわかるような気がします
「公務」には私的な感情を持ってはいけないのね
自分がどうしたいか・・・ではなく「何を期待されているか」なんですね
「自分のための公務を作らない」とはこういう意味なのかーー
沿道にいる人々がみんな「天皇陛下ばんざい」だとは限らない。
野次馬が大半でしょう。
でもそういう人たちに向かって、くったくなく手を振ることが出来る。
何か超越していないと、そうそう屈託なく出来るものじゃないよね。
自分の回りで動いている人の労力に対し、思いやりを持たないと出来ないと思います。
また・・奇麗事だけど、国民を愛してないと何もかも苦痛だろうなーと思います。
期待する自分じゃなく期待される自分を見つめる・・・かあ・・・
奥が深いな
でも・・私は皇族じゃないし、なる予定もないので、そういう事を悟っても
しょうがないんじゃ・・・
疲れたけど、一生の記念になりました。
近所のスーパーへヨンジュナとお買い物
帰って来て一息ついたらお友達から電話が。
「ねーねー今、聞いた話。3時くらいに天皇陛下がこのあたりを通るので
警官が一杯出てるって」
「うそっ」
思わず私はベランダへ
うちのマンションは交差点に面しているので、道路はよく見えるわけ。
あらららいるわーー交差点に数人ずつの警官の姿
空にはヘリコプターそして数メートルごとに制服・私服入り乱れ
こんなへんぴで何もない所に陛下がいらっしゃる?
っていうかーーうちのマンションのまん前をお通りになる?
これはもしかしてそうそう滅多にあるもんじゃないかもしれない
いや、一生ないかもしれない・・・ので・・
3時まで指折り数えて時間を潰す(うふっ)
時々ベランダに出て外を見ると、次第に警官の数が増えているような・・・
ついでにどうみてもヤクザっぽい風体のおじさんも増えてる?
1時間前には、マンションの駐車場にまで私服の警備の姿が。そして敷地内にも。
これはもう間違いないでしょう・・・みんな知ってるのかなーー
15分前にヨンジュナを連れてコンビニの前に行く
すると、「どうぞーー」とにこやかなお兄さんに国旗を渡されちゃった
「あらー親切」と思いつつ受け取る。
機動隊のお兄さんや県警のお兄さん達や市役所あたりの職員さんが
数メートルごと、とおりのあっちこっちに立っている
邪魔にされるかとおもいきや、結構親切。
「具合悪くなった人は申し出て下さいね。救護室がありますから」
あらーいたれりつくせり。
ヨンジュナを見た警官のお兄さんは「暑いですよー大丈夫かな」と
声をかけてくれたりして・・・なんだか和やか。
10分前にはぞくぞくと人が集まって、コンビニの前はちょっとした人だかり
「何時頃いらっしゃるんですか」と聞くおじいさんに
「3分前になったら教えますので」と答える警官の方々。
ふーん。いつもテレビで見る国民が旗ふってる光景はこうやって作り出されるのか。
来ている人たちはやっぱりご老人が多い。
それから子連れのお母さん。市議会議員さんやどうみても公務員っぽい人も。
それから・・右翼のおじさんやお兄さん達。
どうやら国旗を配ってたのは右翼の方々だったの?あの人懐っこい笑顔が・・
到着10分前。交差点封鎖。
いやー圧巻
信号がとまって警官が手で車を誘導し、次第に通れなくしていくというもの
あれよあれよという間に道路は一般車がいない通りに。
通行人も信号のところで止められる。
さらにSPを沢山のせた護送車みたいなのがささーーっと通っていく。
白バイも2台ほど通っていったので「もうそろそろかな」と思ったりする。
到着3分前
黄色地に黒で「3」と書かれたパトカーが通り過ぎる・・・
これが「3分前」という意味。
それから「1」と書かれたパトカーが通り過ぎる。
到着1分前。みんなに緊張が走る
やがて・・・ゆったりと白バイと黒塗りの車に先導された
陛下のお車が通り抜けていく・・・・
いっせいに振られる国旗
あらーまーテレビで見るのと同じお顔。でも一瞬・・・・
本当に一瞬だったのよーーー
今日は皇后様はおやすみ。陛下お一人の公務らしい。
ちょっと猫背気味だったけど、穏やかな笑顔で沿道の人々に手を振っていらっしゃった。
私は右でも左でもないけど、天皇陛下がこうやって国民に手を振る・・・
ただそれだけのことなのに、やっぱり特別な感じがしたの
これが「カリスマ性」というものでしょうか。
さて、あっという間に通り過ぎていかれた陛下だけど、これで終わりじゃなかった
「さあ、お帰りは4時50分くらいですって」
誰かがそう言った
みんなマンション横の公園で時間を潰したりするらしい。
私はマンションに戻った。今度はこちら側の通りだから
恐れ多くもベランダからみちゃおうかなと思ったけど・・・やっぱり
外に出ちゃいました。
帰りも行きと同じ。
到着10分前には交差点封鎖。
3分前、1分前・・・・そして!今度は本当に目の前を陛下が通り過ぎていかれた・・・
律儀な陛下は双方の通りに立つ人々ににこやかに手をおふりになる。
日頃、あまり「皇室は関係なーい」と思っている人でも
ちょっとは感動したらしく、みなさん、きゃぴきゃぴと会話が弾んでいました。
普段はテレビでしか見た事のない風景の裏側を見せられたような気がしました。
陛下が通り過ぎるほんの数秒のために、通る道の全てを警備する制服・私服の警官たち。
炎天下に延々と立ち続けているんですよーー
多分午前中から夕方5時過ぎまで
それだけじゃありません。
空にはヘリコプター・・警官を10人近く乗せた護送車が何台?
陛下の車の前にはSPが乗る車。後ろもそう。白バイが最低4台。パトカーが数台。
ここまで人手がかかっているんですね
それが「かかりすぎ」かどうかは別として
実際にはこれだけの人手や経費がかかって・・・
何となく、両陛下が無理してでも公務をこなしていく気持がわかるような気がします
「公務」には私的な感情を持ってはいけないのね
自分がどうしたいか・・・ではなく「何を期待されているか」なんですね
「自分のための公務を作らない」とはこういう意味なのかーー
沿道にいる人々がみんな「天皇陛下ばんざい」だとは限らない。
野次馬が大半でしょう。
でもそういう人たちに向かって、くったくなく手を振ることが出来る。
何か超越していないと、そうそう屈託なく出来るものじゃないよね。
自分の回りで動いている人の労力に対し、思いやりを持たないと出来ないと思います。
また・・奇麗事だけど、国民を愛してないと何もかも苦痛だろうなーと思います。
期待する自分じゃなく期待される自分を見つめる・・・かあ・・・
奥が深いな
でも・・私は皇族じゃないし、なる予定もないので、そういう事を悟っても
しょうがないんじゃ・・・
疲れたけど、一生の記念になりました。