同窓会
朋美 → 夫がレンタカーで山中湖に追いかけてくる。でも結局は
そのまま帰り、お互いに当たり障りのない会話でお茶を濁す。
娘は杉山の息子と接触。
「結婚生活はお芝居である」これって名言だけど怖い。
山中湖で杉山に思い出話をしながら危うくラブシーンにまで発展
する思いをして「これが最後の恋だからじっくり味わいたい」と朋美は
心の中でこっそりスリルを楽しみ、夫には「家庭の安定」の為に
何も言わない。
夫は「妻は脳内浮気しているのか?」と疑いつつも、それを口にしたら
負けだと思って、あるいは家庭崩壊と思って嘘をつく
一人、悶々と悩みつつ意地悪な気を起こしたのは娘。
朋美の娘、何度も杉山の携帯に電話して、最終的に息子に
「お父さんの秘密を教える」と言い出すんですが、一体この子は
何がしたいのか
「母親のくせに浮気した」とか思って怒ってるんだろうけど、少しは
そっと見守れないのか?いいじゃん、夫も子供も大事にしてるんだもん。
同級生と一時ラブラブ笑顔になったって。ああうざいっ
陽子 → 陽子が山中湖に来ている間に夫は愛人とその子供と
一緒に遊園地へ行き、子供は怪我をして母親にべったり。
夫婦間で「愛人を家に上げない」と約束しているのに夫は
破った。
わけわかんない夫婦だけど、娘が可哀想。
自分には実の母親がおり、父親は優しいのに何で一緒に暮らせない?
何で継母と一緒?みたいな どうしてそんな取り決めをしてるの?
陽子は娘を多少なりとも可愛いとは思ってるみたいなんだけど。
でも若い子に「おばさん」呼ばわりされて「主婦の暇つぶし」と言われた
時は私の方がぐさっと来て怒り心頭になってしまいました
あんたにねえ・・・主婦の大変さがわかるかって
あんたもいつかおばさんになるんだよー
いいじゃん、行方不明になった友人を探しつつ、ちょっと「恋愛ごっこ」
したって
何か正当な理由がなければ(あってもだけど)中々私的外出なんて
主婦は出来ないのっ 若い方が遠慮しろって・・・・
杉山 → 妻が夫の浮気を疑いつつ、息子には無理に明るく笑う。
杉山自身はどっち付かず。
「朋美を本気させるな」って言われたけど、やる事なす事「本気」に
させるような事ばっかり。一人でおいしい所を全部もってってる感じ。
あの別荘みたいな場所で危うく手を引っ張った時、これがアメリカの
ドラマなら間違いなくキスシーンでその後は×××なのになーと。
杉山君は妙に真面目で融通がきかないので、「軽い恋」は出来ない?
常に罪悪感と朋美への感情の中で揺れ動いて・・・・
あまり悩んでばっかりいるとこっちが飽きちゃうな・・・こういう男。
いっそ、「ロマンチックごっこしよう」とか言ってくれたら嬉しいのに。
真一 → 朋美に夫が追いかけて来た事を話す。
杉山にコンプレックスを持っているらしい。
根は明るくて真面目なんだろうけど、病気のせい?自暴自棄って。
でも、さりげなく陽子をフォローする辺り「優しさ」は残っているらしい。
陽子とは同病相哀れむ関係なのか?
朋美に夫の事を教えたのは「思いやり」ではなく「意地悪」だとは
思う。でも一方でやっぱり「思いやり」だよなーーと思ったりして。
そんな微妙な事する前にさっさと事を起こしなさいよと言ってみたく
なります。
日本人はどこかで「もう45歳なんだし」という意識に縛られて
いるんじゃないのかなあ。まあ、それは美徳の一種なの?
でもなあ、朋美みたいになーんもない顔でお互いににこにこ笑う生活は
嫌だなあと思うし、かといって陽子みたいに割り切り夫婦もやだなあ
杉山君は家庭の中で孤独をしょってるし、真一は意味不明
何でもっと正直に生きる事が出来ない?
あ、駆け落ちした二人が一番正直者なのねーー