ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

帰国

2010-08-15 13:40:23 | ドラマ・ワイドショー

テレビの見すぎで目が痛い・・・・ 今日は午前中一杯目を冷やして

いたら寝ちゃった 終戦記念日のお慎みの日なのに。

黙祷

 

 昨日は頑張って午前1時まで粘り、FM東京の「ドリームシアター」

を聞きました。雑音だらけで聞きづらかったけど、「パル・ジョーイ」に

出演する彩吹真央桜乃彩音がゲストでした

久しぶりのゆみこちゃんの地声だあ・・・・

「パル・ジョーイ」って今回、見るのが初めてなんですが70年以上も前の

ミュージカルなんですね。

今回は1980年代にリメイクされて新版になったのの再演で、多少

ゆみこちゃんが演じる役の比重が高いのだとか

でも・・・何でオリジナル新作ミュージカルを作ってくれないの?

(愚痴・・・愚痴・・・いつまでも昔のばっかり・・・愚痴・・・・)

桜乃 「私の最初の旦那さまで」

彩吹 「私が秀頼で彩音が千姫ね(野風の笛)でもその前に「二都物語」でも

    夫婦でした」

で・・・パーソナリティが花組「ファントム」みて宝塚を2度受験して落ちた話

をして「今までの人生で一番辛かった事とかありますか」って質問しました。

その質問を今のゆみこちゃんにするのかっ と、一瞬ひやり。

ゆみこちゃんは言葉を選びつつ、自分もヅカを3度目にして受かった事を

いいつつ「どんな辛い事があっても乗り越えて行けるから」みたいな話

ほっ 彼女はすっかり「芸能人」になっているんだなあと実感しました。

 

 今日、民放で「真夏のオリオン」を放送します。

見た事ない人は絶対に見てね すごくいい映画なんだよーー

玉木君がほんとに・・・・・ こんな上官がいたら喜んで命ささげちゃう。

実在の人物だという話で、よけいに「日本の海軍も捨てたものじゃない」とか

勝手に思ってしまいました。なんせ負けた話しかないのに、これだけは・・

見終わった後に清清しさが残る映画です。

 

 

  帰国 

 

すみません 旧字体じゃなくて・・・・

棟田博著「サイパンから来た列車」を元に倉本總が舞台化して、今回は

映像化したそうです。

戦後65年の8月15日に東京駅に降り立った英霊達が、今の日本を

見るという話。

 

 大宮上等兵・・・たった一人の妹が65年後に人口呼吸器に繋がれて

           息子に見捨てられた姿を見て絶句。甥を殺してしまう。

 日下少尉・・・美術学校生徒。恋人のヌードを描いていた。

 秋吉部隊長・・・100歳を超えてもなお死ねない元上官の下へ。

 木谷少尉・・・婚約者は65年後、盲目の老女に。

彼らを道案内する立花報道官は英霊にもなれずに亡霊としてさまよって

いる。

 

脚本にはテレビ向きと舞台向きがあります。

映像のリアルさ、舞台空間の自由さ、どっちも素晴らしいけど欠点もある。

で、今回のこの話は正直、映像化には向かなかったのではないかと思います。

というのも・・・・

昭和85年8月15日ヒトフタマルマル・・」で始まる東京駅での

兵隊さん達の登場。これが全然リアルに見えない。

演じ手が真剣であれば有るほど、かえってリアリティがない。

断片的に出てくる過去の映像も、庶民とはかけ離れているような気がして。

舞台だったら、一瞬の場面転換で自在に過去も未来も行き来出来て

すごく集中出来たと思うんですが、今回は

65年後の日本にいる英霊達」を受け入れるのにすごく時間がかかり

すぎました 

唯一、靖国神社への参拝を政治家がするかしないかでもめている現状を

見て「何で?」と思う部分だけがリアリティがあったと思います。

そんな風に「当時、普通だった事がなぜ今違うのか」とか「日本人が失った

ものの過程」を見せてくれないと映像的には納得できないかも。

大宮上等兵が甥を殺してしまいますが、これこそ映像で見ると

あまりにも変だし、幽霊になった甥と喋るって言うのも舞台でしか成立

しないような気がして。

それを言っちゃうと妹を安楽死させる少女・・・あれからどうなる?とか。

僕はどこを間違っていたんでしょう。教えて下さい。おじさん」と

甥に言われて上等兵は「俺に聞くか」と怒りますが、本当に聞きたいのは

英霊達だよなーーっと。

ラストで秋吉部隊長が「こんな日本にする為に戦ったわけじゃない。

あの時の自分達を忘れないで欲しい」といい、

立花報道官が「それを言われても通じない」みたいな話になって、秋吉

部隊長は「そうですか」と半ば捨て台詞になるんですが、

通じない世界が今なんだね・・・

ドラマ全体に潜む、ふつふつとした「怒り」を感じる事は出来ました。

でも、見終わった後に虚無感っていうか、「昭和と平成の断絶」みたいな

絶望感が広がったのも事実ですね。

兵隊達が二重橋に向って土下座するシーンがありましたが、今や代替わり

してて、当時皇太子だった人は天皇になったけど、息子一家の浪費を

止める事すら出来ず、命をかけて「国体護持」しようとしたそのものを

潰しかねない危機に陥っているという現実が重過ぎてね。

 

今回、唯一リアリティのある演技をしたのが小栗旬

あの視線の一つ一つが昭和そのもので、八千草薫が演じた恋人を

見る目も違和感なく。年老いても尚少女のような八千草さんの頬を

すっと両手ではさんで「君は生きろ」と言うシーンは素敵なラブシーンで

歳の差とか世代的ギャップを全く感じませんでした

 

まあ、本物の靖国神社でロケ出来た事が救いだったのかなあ。

夜の、それも夏にしては風が強い夜中の靖国神社の境内。

今まで一度も行った事のない人も多かったでしょうから、いい経験になった

のでは?実際、靖国神社へいくと戦争感が変わるというか・・・まことに

不思議な空間だなあと思いました。

 

 

 

 

 

コメント (3)
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