皆さま、お見舞いのコメントありがとうございます。
実はこの歳で手足口病になってしまいました。
最初に指に発疹を見つけ「え?なんか知ってる。これ・・」と思い、まさかと思っていたんです。そしたらあれよあれよという間にひどい口内炎になり、喋るのも苦痛に。病院へ行ったら「2週間は痛いと思う」と思って絶望的に。
それでも頑張って塗り薬を塗り、痛み止めを飲んでしのいでいます。
手足口病はジュニアが2歳の頃にかなり重症になり、あの時の苦労を思い出してぞぞっとしたんですけど。大人はストレスなどが原因になるようです。
応天の門
運よく最前列の上手よりの席になり、嬉しかったけど正直この最前列というのはやっかいなもので、全体的に見る事が出来ず、目の前の役者や衣装にばかり目がいき、終わってみれば記憶に残っていないという場合が多いのです。
まして月組さんは、最前列にファンサをしてくれなかったので、ドキドキもしなければわくわくもしなかった・・・というのが本音です。
ただ、多分私がしていたマスクは変わっていたので絶対に目についている筈と思い込んでいます。
作品について
漫画が原作だけど読んだことないです。
キャトルで読んだという人達の話に聞き耳を立てていたのですが「途中でやめちゃった。でも舞台の所は読んだからまあいいっか」という話で、うーん・・・原作、面白そうだけど飽きちゃうのかなと思ったり。
表紙を見る限り、菅原道真は少年で性格が屈折していて憎まれ口ばかり叩く子。
そんな思春期まっさかりをトップスターがやったらどうなるか、演出家はそこまで考えてなかったのかな
一言でいうと「やな奴」です。
私が脚本家だったら絶対に月城かなとは業平にしますね。
菅原道真を風間柚乃にして、業平の恋愛模様を中心に探偵が活躍する話にします。
探偵・菅原道真という発想は面白いのですが、宙組の「シャーロック」程の華がないのです。
一言でいうと見せ場ないというか、始終ぶつぶつ嫌味な事言って、頑固で直情的。なのにラストは丸く収める変な奴です。
しかも、ここが一番大きな問題ですが、トップ娘役と「恋愛」に陥らない。
それどころか喧嘩するわ、娘役を押しのけるわ。
昭姫を庇って斬られるシーンでも、どうしても庇ったようには見えなかった。
これは最前列だったからなのかもしれませんが。
むしろ在原業平の恋愛がクローズアップされていて、こっちが主役?と思ったり、風間柚乃の基経の悪役ぶりが目立って、すっかり菅原道真がかすんでしまった印象です。
私にはどうしてもわからない事があって。
あれほど藤原氏に嫌がらせされて、兄まで失っているのに、「恨み」がそこに見えなかった事です。
本来基経と出会った時「兄を殺した兄弟の末っ子」って思ったら怒りがわいてきませんか?
基経も、もしあの兄を買っていたのなら、そこに罪悪感が見えませんか?
さらに、藤原氏の悪をばらすといいつつ、最後は「鬼は人の心の中にあるもの」でおさめた。それが基経への警告や脅しに見えるでしょうか?
最終的には業平や道真の父と同じ方向に収まったのではないかと思うのです。
もし私なら最後に「いつかきっと・・・」って言わせますけど。
在原業平と高子の恋愛は「花の業平」で十分知っています。
柴田先生は宝塚らしい「恋愛もの」として描き、そのクライマックスに応天門の炎上を持って来ました。
しかし、田淵先生は「応天門」と銘打ち、特別な門といいながら道真のような下級貴族をやすやすと天皇の前に出してしまった。
これではタイトル詐欺だなあと。
連続物として見る場合、「応天門」の向こうに住む鬼に立ち向かう道真は成立しますが一度切りの舞台でこれはちょっと矛盾を生みます。
何より田淵先生が描きたかったのが、道真の探偵姿だったという所がもう宝塚から外れているんですね。
トップ娘役を脇役に落として、あっさりと別れるといのは今の月組コンビの心情を表しているのかと勘ぐってしまうではありませんか。
クライマックスはどこ?多美子が毒殺されかかり兄が庇ったこと?
それとも昭姫が身代わりになって鬼たちに捕まった時ですか?
そこらへんがはっきりしません。
田淵先生には今一度「自分が描きたいものと宝塚は違う」事を再認識して欲しい。
「花の業平」を見た事があれば、とても恥ずかしくて今回の作品は出せなかったと思いますよ。
先輩へのリスペクトがないんだなと感じました。
DEEP SEA
稲葉太地・・・迷いの演出家かなあ。
スターなき月組(いや、本当はいるんだけど序列の関係で前に出せない)になにをどうあてたらいいかわからなくなってますね。
海神として思い出すのはポセイドンとかトリトンとか・・やっぱりディズニー系キャラだと思いませんか?
それが月城かなとの海神はただ派手な格好で真ん中から出て来るトップスターというだけに留まってしまいました。
オープニングなんて、月城かなとが出て来て歌い始め、回りが黙っていると、音が消えなぜか月城かなとが独りぼっちに見えちゃって。
何だか組を率いている印象が消えてしまうんですね。
若央りさが振付かあ・・期待できないなあと思ったらやっぱりで。
何かしまりのない振付になりましたよね。
「踊るマーメイド」の海乃美月と鳳月杏の素晴らしいコンビ力。超ラブラブ感があって海乃美月も生き生きしてたけど、そこに月城かなとが出てくるとムードが一変。
何でそこでじゃんけん?笑わせたいのか?誰も笑ってないよ。
何でこうも無表情なんだ・・・!と。
落ち込んでいる時に助けてくれた素晴らし美しい真珠の衣装の海乃美月を冷たく突き放すってどういう事だ?
「秘密の花園」は我が家の姫いわく「誰でも男役同士のデュエットが似合うわけじゃないんだと思った」そうで、私は久しぶりの女装鳳月杏に「色気がすごい」と好感を持ったのに対し、姫は「気持ち悪い」の一言。
風間柚乃の歌唱力は認めるけど、別にここは風間じゃなくても。
せっかく色気のあるダンスも鳳月杏の表情に救われる始末。
中詰めももうちょっと各人の個性が光ればよかったなと思います。
フィナーレのデュエットダンスでびっくりしたのは、海乃美月の衣装。
これ、新調なんですってね。
でも、観客がみんな「パッションブルーの白城あやかと同じ衣装に見える」と言ってるし、私もそう見えました。
しかも使った曲がタンゴでしょう?
これってパクリじゃないんですか?って思いました。
しかも、トップ二人がにらみ合って押し合い突き飛ばし、銀橋で転んで・・って過激な愛というよりDV彼氏と残念な女になってました。
やっぱ、これも今のトップコンビを象徴する姿なのか?と思ったり。
それというのも、稲葉ショーではとにかく踊れる人が大事です。
月組の中で多分抜群に踊れるのは海乃美月だと思うのですが、彼女を引き立てるようなシーンがなかった事。
終始、鳳月杏とのデュエットの方が様になっていた事がダメダメ感満載です。
かつ星組の「パッショネイト宝塚」では柚希礼音と鶴美舞夕の「カポエラ」シーンがすごかった。正直、このシーンしか見ごたえある場面がなかったくらい。
次、月組で「GOLDEN JAZZ」の時も愛希れいかの素晴らしいダンスを見る事が出来ました。
今回も海乃美月が生き生きと踊りまくるのかと思いきや消化不良になってしまいました。
つまり、今の月組の芯は月城かなとではなく海乃美月だと私は思うんですよ。
出演者について
月城かなと・・・本当に美しくて衣装も似合ってセリフにも問題がない。だけど表情に喜怒哀楽がないんですね。クールビューティって言えば聞こえがいいけど、
一体何を考えているか掴みづらい人物に見えるんです。
本人は全然そんなつもりはなくても、ちょっと冷たいとか思われちゃうタイプではないんでしょうか?
菅原道真という役はぴったりなんだけど主演クラスがやる役ではないし、恋愛物でもないし、でもその方が気楽~~っていうのだけは顔に出ていたなと。
ショーに関しては「出来ること」「出来ない事」がはっきりしていないので、演出家も戸惑ってしまうと思います。紅ゆずるのように真ん中で立っていればいいたいぷなのか?礼真琴のようにオールマイティなのか?
それよりも何よりも相手役の目をちゃんと見て愛しそうに笑ってくれないかなと思います。
海乃美月・・・美しくて華がありダンスも上手。なのに扱いはかつての星風まどか、あるいは今の舞空瞳レベル。トップとの相性はそれこそ龍真咲と愛希れいかを彷彿とさせるように見えて気の毒です。
何でこんな扱いを受けなくちゃいけないの?
各組のトップ娘役を見ても抜群の美貌だし、スタイルはいいし衣装は似合うし演技力もあるし、何が不足なのか教えて下さいよ。
トップ就任時よりも無理して笑っているんじゃないかと心配になります。
鳳月杏・・・業平にふさわしい華のある人で、ショーにおいても真ん中にいると場が引き締まる。つまり現在の月組の最後のスターって感じですね。
月組はいつまでも彼女に頼っていていいのだろうか?と。いい加減先を見てスターを排出していかないと問題でしょう。
風間柚乃・・・基経ぴったり!とかいいつつ悪役顔でいいのか? 今や歌って踊れる月組を担う男役である事は確かです。しかし、どこかで謙虚さを持たないとぱっとどこかに飛ばされちゃうぞ。
かつての香寿たつきを見ているような、学年にしては落ち着きすぎてつまらない。きっと外の世界ではうまく行くタイプなのかもしれないけど、宝塚は何でも上手であればいいってものじゃないので。
光月るう・・・組長、お疲れ様でした。踊りまくっている姿にドキドキしました。目の前の組長はかっこよかったですよ。
千海華蘭・・・この人がいなくなること自体考えられないです。脇役でありながら存在感のすごさは見ての通りですし、華やかな部分もあるし。喪失感がいなめないですね。
蓮つかさ・・・この人こそオールマイティで尚且つ華もある人だと思います。
銀橋に立つ姿の美しい事この上なく、しかも滑舌のよさ、セリフ回しの的確さは随一でしょう。ショーでも色気のある踊りをするし歌えるし、なんでもっと活躍出来ないのかなと。
彩みちる・・・白梅の可愛らしさは絶品。生き生きしているし自由でのびのびしているなと思いました。それもいつまで?そのうち遠慮に走るんじゃないか?とか考えてしまう。ショーでもとにかく自分流にがんがんやってくれるので目立ちますよね。元気一杯が取り柄の彼女には月組を盛り上げて欲しいです。
蘭尚樹・礼華はる・彩海せら・・・この3人のうち誰が飛び出るかというのが課題だと思いますが、今の所はちょっと3人とも目立たず。むしろ彩音星凪の方がビジュアルとダンスでいい線行ってるのに何で上に上がれないのか不思議です。
結愛かれん・・芝居での踊りが美しすぎて何ていうか、退団が残念で仕方ないです。新人公演の時から応援して来たのでもう本当に・・
今回、吉祥をやった瑠皇りあが結構推しかなと思いました。しっかりした演技力に支えられていましたし、このまま順調に上に上がって行ってくれれば。
それとロケットの時、向かって左側で足上げしてた男役?だと思うんですけど、名前がわからない。非常に表情が豊かで「私を見て」オーラがすごかった。髪は黒かったな。だれかわかる人、教えてください。
月組の課題はまとまりがなくなって来た事でしょうか。
どうするのでしょうね。
この先。
ホントに久しぶりなので観劇前日に遅刻するとかオペラグラス忘れる夢まで見てしまいなんだかものすごく緊張しました。観劇しても誰だか良くわからなくて光月るうさんぐらいです。すぐわかったの。もちろんスターはわかりますが風間柚乃さんは初めて見ました。
お芝居はそこまで酷くはなかったかな。風間さんの役はまっつがやったら合いそうでした。娘とも一緒に観劇しましたが佳城葵さんの酔っぱらいが良かったそうです。私は大楠てらさんのスキンヘッドの大男が良かったです。またふぶき様同様吉祥丸の瑠皇りあさん良かったです。歌も上手い。
ショーは月城さんはダンス苦手なのかなと思いました。娘に聞いたら「雪組の時からあんな感じだよ」とは言ってました。月城さんの佇まいが壮一帆さんみたいだなぁと感じました。
大劇場の千秋楽のライブ配信を見ては
膨大な原作どう切り取ったか知らないけど
私が読んだ3巻までのストーリーは入ってたな~とか
未完のお話し、どう終わらせるんだろう?
終わってないんじゃ?・・なんて感想でした。
ショーは、いぶし銀?とも評される月城さん
ギンギンギラギラの衣装で補ってんのか?とか・・
生観劇で感想の何が どう変わるか?楽しみです。
「ガール・ミィーツ・ボーイ」でも良いんですけどね。
であった時から好きに成った・・ってね、作品思い出せません。好きなのは何でかわからない。だけど好き(笑)
若き日の歌は忘れじ(蝉しぐれ)みたいに子供の頃から一途に好きとか、風と共に去りぬのバトラ船長のように好きだから彼女を許せない、許せないそんな自分も許せない。そんな作品がこの五年位の間に見たこと無いわ。
ふと作品レベルは大したこと無い番組だったけど、「ナイス・フライト」見て、主人公二人が子供の頃に羽田のデッキでただ一度だけ出会って、それから沢山の時間が過ぎて又再び転勤で羽田で出会う。なるほどね~と筋書きの良さに感心しました。
取り敢えず4月20日見てきます。月城かなとは多分「川霧の橋」(博多座公演)みたいな作品の方が映えるんじゃないかな?
阪急貸し切りが初めて当たり、観劇後に第一ホテルで食事、講演会、抽選会もあり非常に満喫しました。
菅原道真を陥れたのは基経の息子なんですね。もう少し先の話までやってくれないと、盛り上がりに欠けますね。ショーはちなつさんの美脚にドキドキ😍💓でした。